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2025年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 技術経営専門職学位課程

コーポレートファイナンス I

開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員
山本 御稔
授業形態
講義 (ライブ型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月11-12
クラス
-
科目コード
TIM.A534
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年9月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では、コーポレート・ファイナンスの本来意義を説明しつつ、その課題や問題点につき解説する。理論と共に、今、何が起きているのか、企業はこれからどうなるのかを推論を入れて話していく。
講義の修了後は「コーポレート・ファイナンスは会社員としては当たり前のように必要なこと」と思えるような学びの場を目指す。

到達目標

1. 何をおいても「コーポレート・ファイナンスをストレスなく学べる」ようにする
2. 財務諸表やその使い方をファイナンスの面から理解する
3. 企業を伸ばすための戦略(M&A、ESG)を理解する

キーワード

ファイナンス、財務諸表、投資理論、グローバリズム

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)
  • 幅広いコーポレートファイナンスの全体像

授業の進め方

コーポレート・ファイナンス1が基礎的な内容となる。質問は授業中のいつでもかまわない(チャット機能でも音声でも)。また、適宜、ブレークアウトで4から6名で10分程度の話し合いをしていただくことがある。その際、ブレークアウトが苦手であれば一時退席は構わない。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

コーポレート・ファイナンスとは?

以下の項目を理解する:
(ア) コーポレート・ファイナンスとファイナンスの違い
(イ) 会社組織とは?
(ウ) 日本と海外でのコーポレート・ファイナンスの認識の相違
(エ) 資産と負債
(オ) 資本比率とは何か?
(カ) なぜコーポレート・ファイナンスが必要なのか?

第2回

財務とは何か

以下の項目を理解する:
(ア) 財務諸表とは何か?
(イ) 資産と負債と損益とキャッシュフロー
(ウ) 期待リターンとリスク
(エ) ゴーイング・コンサーン

第3回

企業価値と財務諸表

以下の項目を理解する:
(ア) 企業経営の目的
(イ) エージェンシー・プリンシパル問題
(ウ) 企業価値は増加せねばならないのか?
(エ) 企業価値の概念

第4回

投資について考える

以下の項目を理解する:
(ア) さまざまな投資
(イ) 投資活動は損益計算書?貸借対照表?
(ウ) 投資に収益はある?
(エ) ROAやROE
(オ) 現在価値
(カ) リスクを定量化する

第5回

資本調達:自己資本

以下の項目を理解する:
(ア) 株は作られる
(イ) 増資
(ウ) 内部資本調達
(エ) 自己資本調達は貸借対照表に影響する?

第6回

資本調達:負債資本調達

以下の項目を理解する:
(ア) 負債資本調達とは?
(イ) 自己資本と負債資本はどっちがお得?
(ウ) 社債:普通社債、転換社債、ワラント債
(エ) 負債資本と貸借対照表

第7回

配当は重要か?

以下の項目を理解する:
(ア) 配当とは
(イ) 配当はどうやって図るのか:配当利回り
(ウ) 株主還元
(エ) 1から7までのまとめ

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

参加者の”日常生活”のなかに存在するファイナンスに関わる事象について、授業期間中は常に考えていただきたい。インターネット、テレビ、新聞から情報を集めること。なおインターネット情報については、正確性に留意していただきたい

教科書

特になし

参考書、講義資料等

「本当にあった事件でわかる金融と経済の基本」山本御稔著(日本実業出版社)

成績評価の方法及び基準

コーポレート・ファイナンスの基礎・理論についての授業の理解度を評価
レポート100%、ただし授業における対話、ブレークアウトのコミュニケーションをプラス評価することがある

関連する科目

  • コーポレートファイナンスⅡ

履修の条件・注意事項

特になし

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

山本 御稔  m.yamamoto[at]ccrcenter.jp

オフィスアワー

メールで事前連絡すること