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2025年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース

文化・芸術分野特論F1B

開講元
社会・人間科学コース
担当教員
楊 冠穹
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
クラス
-
科目コード
SHS.U444
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年4月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

中国の都市文化を考えるとき、「上海」は特別な存在である。「魔都」または「東洋のパリ」とも呼ばれる上海は、中国の最も早く開港した都市の一つであり、多国籍な文化を取り入れる窓口であった。本講義では、100年を超えた現代都市としての上海の歴史と、時代と共に変化する社会や文化との関係について学ぶ。研究論文や関連する文芸作品などにも触れる予定である。

到達目標

この授業では、次の知識および能力の習得を目標とする。
1.歴史学、社会学、ジャーナリズムなど多様な視点から、都市文化を広い視野で捉える力を養う。
2.社会的・政治的背景を踏まえ、文芸作品を鑑賞し、それに関連する研究論文を精読する能力を身につける。

キーワード

歴史、グローバル、都市、文化、社会、変容

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

授業は、文献講読と発表(教科書の指定した範囲か、教員が出す課題)、ディスカッションで構成される。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 講義の概要とイントロダクション 「都市」「文化」「歴史」を理解する
第2回 上海モダンと民衆生活:1912-37 次回使用する文献を読み、意見を述べられるように準備する。
第3回 戦時・戦後の都市生活:1937-49 次回使用する文献を読み、意見を述べられるように準備する。
第4回 中国革命の夢と現実:1949-66 次回使用する文献を読み、意見を述べられるように準備する。
第5回 文化大革命の混乱:1966-78 次回使用する文献を読み、意見を述べられるように準備する。
第6回 「改革」と「開放」の胎動:1978-92 次回使用する文献を読み、意見を述べられるように準備する。
第7回 高度成長期の都市生活:1990-2010 全回の授業を振り返り、レポート作成に向けた準備を行う。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

岩間一弘、金野純、朱珉 、髙綱博文(編著)『上海 : 都市生活の現代史』(風響社、2012年)

参考書、講義資料等

授業で使う資料は講義中に示す。

成績評価の方法及び基準

授業への参加度(20%)、課題発表(40%)、期末レポート(40%)

関連する科目

  • SHS.U443 : 文化・芸術分野特論F1A

履修の条件・注意事項

特になし

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

yang[at]ila.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールであらかじめ連絡をすること。