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2025年度 (最新) 学院等開講科目 生命理工学院 生命理工学系

バイオ機器分析

開講元
生命理工学系
担当教員
蒲池 利章 / 村上 聡 / 石井 佳誉 / 藤枝 俊宣 / 林 宣宏 / 野澤 佳世 / 門之園 哲哉 / 堤 浩 / 安井 隆雄 / 神谷 真子 / 川井 清彦 / 山吉 麻子
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火3-4 (M-278(H121)) / 金3-4 (M-278(H121))
クラス
-
科目コード
LST.A242
単位数
200
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年10月2日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

可視・紫外吸収スペクトル,蛍光スペクトル,円二色性スペクトル,核磁気共鳴吸収スペクトル,電子スピン共各種顕微鏡法,X線分析,質量分析,クロマトグラフィー,電気泳動,免疫測定、顕微鏡などの各種機器分析法およびデータ解析・誤差論を解説する。測定と分析の原理を学び、その特徴、有効性を理解することを目的とする。ライフサイエンス分野において、これら多様な手法を駆使できるようになることが狙いである。合わせて、諸方法の基本となっている物理学・化学の原理・法則を理解し、科学技術を探求・発展・利用する能力を涵養する。

履修人数制限が必要な場合には、生命理工学院の学生を優先することがあります。

到達目標

1)ライスサイエンス分野における各種機器分析法の原理、適用の有効性と限界、特徴を理解する。
2)様々な物理的・化学的・生物学的事象を機器により測定し、得られたデータを定量的に議論できる。
3)生物学的な現象を物理化学的にとらえ、説明できる。
4)分光学的な各種計測原理を、波・音・光、電気と磁気、原子・電子・原子核といった基本を理解し、説明できる。
5)多様な機器分析法を学ぶことにより、物理学や化学の基礎的学問を、科学技術に発展し利用する探求活動について造詣を深める。

キーワード

機器分析、分光学、顕微鏡、クロマトグラフィー、フローサイトメトリー

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義で、機器分析の理論と実践に関して解説します。また、毎回の講義後に、小テストまたはレポートを課します。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

クロマトグラフィー

クロマトグラフィーに関する理論と実践

第2回

一分子分光

データ解析・誤差論に関する理論と実践

第3回

電気泳動

電気泳動に関する理論と実践

第4回

NMRおよびIRスペクトル

NMRおよびIRスペクトルに関する理論と実践

第5回

磁気共鳴の理論、ESR

NMRおよびESRの理論

第6回

紫外・可視分光

紫外・可視分光に関する理論と実践

第7回

蛍光スペクトル

蛍光スペクトルに関する理論と実践

第8回

マススペクトル

マススペクトルに関する理論と実践

第9回

誤差論・PCR(デジタルPCR・qPCR)、次世代シーケンサー

誤差論・PCR(デジタルPCR・qPCR)、次世代シーケンサーに関する理論と実践

第10回

フローサイトメトリー

フローサイトメトリーに関する理論と実践

第11回

円⼆⾊性スペクトル

円⼆⾊性スペクトルに関する理論と実践

第12回

免疫化学測定

免疫化学測定に関する理論と実践

第13回

電子顕微鏡

電子顕微鏡に関する理論と実践

第14回

X線分析

X線分析に関する理論と実践

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

「バイオ機器分析入門」(相澤益男,山田秀典編,講談社サイエンティフィク)を教科書として使用する。

参考書、講義資料等

“アトキンス物理化学(上) (下) 第8版” Atkins他,東京化学同人

成績評価の方法及び基準

毎回の講義後に、小テストを行い評価する。

関連する科目

  • なし

履修の条件・注意事項

なし

その他

履修人数制限が必要な場合には、生命理工学院の学生を優先することがあります