2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 アントレプレナーシップ科目
博士アントレプレナーシップ入門1
- 開講元
- アントレプレナーシップ科目
- 担当教員
- 關 信彦
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火3-4 (M-107(H113))
- クラス
- -
- 科目コード
- ENT.V601
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年9月22日
- 使用言語
- 英語
※ 科目コードに( ) がある科目は、学生の入学年度によって科目コードが異なります。
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
【日本語による英語サポートあり】
この講義では、学術研究からスタートアップ・ソーシャルアントレプレナー・イントラプレナーを含む広義のアントレプレナーシップに焦点を当て、アントレプレナーシップを構成する社会的枠組みについて学際的な視点から学ぶ。
本講義のねらいは、受講者がアントレプレナーシップを構成し成立させている複雑系としての社会科学(経済学、政治学、地政学、マーケティング学、経営学等)について学際的な理解を深めます。これにより、アントレプレナーシップの重要性と社会のフレームワークについて理解します。
到達目標
本科目の履修を通して以下の能力を身に付けることを目標とする。
1. 複雑系における学際的思考の重要性の理解
2. アントレプレナーシップを構成する社会システムに対する理解
3. 論理的思考から生まれる破壊的創造と製品化・サービス化に伴うマーケティング、マネジメントの重要性の理解
4. AIとの共存社会における未知の倫理的課題の発現に対する理解
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
バリ島における分散ネットワーク研究から、自動車、再生可能エネルギー、Linux OSスタートアップ、国際プロジェクトに至るまで、研究からプロジェクトマネジメント、そして起業に至る幅広い経験を有する教員が、現代におけるスタートアップの意義・視座、その必然性について講義する。
主な業績
・ル・マン24時間レースプロジェクト(Mazda)
・中国10都市への省エネ技術移転講演(通産省)
・再生可能エネルギープロジェクト(静岡県西伊豆町、長野県菅平高原 他)
・Linux OS(Client Cloud Computing)企業起業
・バングラデシュ政府 スマートメータープロジェクト
・スウェーデンSAAB社 企業再生プロジェクト
・中東フードセキュリティプロジェクト
・高知工科大学他 起業概論等講義
・高知工科大学 Data & Innovation学群 開設構想 起草
・データサイエンティスト協会 スキル定義委員
・インドネシア国会より「バリに関する知識人」として表彰
他
キーワード
起業家精神、学際的思考、R>G、価値の権威的分配、ロジカルシンキング、プロジェクトマネジメント、マーケティング、チームビルディング、科学的価値創出、AI、倫理、データサイエンス
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
- ・社会の複雑系を知り、学際的視野から、社会変革を推進する実践力を育成する。
授業の進め方
・ 講義
・ レポート
・ グループディスカッション
・ ケーススタディによる思考訓練
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | オリエンテーション |
ミニレポート |
第2回 | 学際的思考の基礎 |
ミニレポート |
第3回 | R>Gと資本主義の特性 |
ミニレポート |
第4回 | 価値の権威的配分がビジネスに与える影響 |
ミニレポート |
第5回 | 論理的な思考を用いた課題の抽出と破壊的創造による解決策の開発 |
ミニレポート |
第6回 | チームビルディングとマーケティング |
ミニレポート |
第7回 | 科学的価値創出、人権と倫理、AIとデータの活用 |
最終レポート |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
随時授業内で提示
参考書、講義資料等
・ 「21世紀の資本論」(トマ・ピケティ)
・ 「資本論」(カール・マルクス)
・ 「負債論」(デヴィッド・グレーバー)
・ 「企業家としての国家」(マリアナ・マッツカート)
・ 「野生の思考」(レヴィ・ストロース)
・ 「精神と自然」(グレゴリー・ベイトソン)
・ 「国連憲章」(United Nations)
・ 「Money creation in the modern economy」(Bank of England)
他
成績評価の方法及び基準
成績の評価は、各回の授業中の発言や対話及びLMS上でのディカッション、授業のテーマに関する毎回のミニレポート、最終レポートに基づいて行います。この授業では、発言・対話をとくに重要視していますので、授業中に積極的に発言することを求めます。そのために、予習・復習を必ず行うこと。
・ 授業中の発言・対話およびLMS上でのディスカッション: 40%
・ ミニレポート:30%
・ 最終レポート: 30%
関連する科目
- ENT.B201 : アントレプレナーシップ入門
- ENT.V401 : 修士アントレプレナーシップ入門1
- ENT.V402 : 修士アントレプレナーシップ入門2
- ENT.V602 : 博士アントレプレナーシップ入門2
履修の条件・注意事項
特になし
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
cee.info[at]jim.titech.ac.jp
オフィスアワー
質問や疑問点については、いつでもメールで問い合わせてください。
その他
GA0D
【日本語による英語授業のサポートあり】
社会科学の理論・概念・用語についても、リクエストに応じて日本語でのサポートを行う。
各回の講義では、次回のテーマに関するミニレポート課題を提示する。
授業外のディスカッションはLMS上で行い、その内容は成績に反映される。