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2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 アントレプレナーシップ科目

伝統技術と国際協働特論

開講元
アントレプレナーシップ科目
担当教員
村上 理映 / 太田 絵里 / 渡邊 玄 / 小林 郁夫 / 松崎 由理 / BEKTAS YAKUP
授業形態
講義/実験等 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
集中講義等
クラス
-
科目コード
ENT.G451
単位数
0.500.5
開講時期
2025年度
開講クォーター
1~2Q
シラバス更新日
2025年4月23日
使用言語
英語

※ 科目コードに( ) がある科目は、学生の入学年度によって科目コードが異なります。

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

講義及びビデオ教材による自主学習,日本人学生と海外出身の学生との国際協働(異文化グループワーク,実習)を通じて、
1. 伝統技術(たたら製鉄)及び和鉄への理解を深める。
2. 和鉄の素材としての特徴,日本及び諸外国の文化的・歴史的・社会的背景をふまえて,現代における和鉄・伝統技術のあり方を考え、新たな製品及びサービスを提案する。

※※6/7(水)「たたら製鉄」は、全ての工程を、来日中のMITの学生とともに行う。「授業計画」に記載された日程、場所を,よく確認すること。

到達目標

1. 各国(母国含む)の伝統的な製鉄技術,関連する産業,歴史や文化,社会的背景,伝統鉄の特性等を理解する。また、母国の伝統的な技術の誇れる点を見出す。
2. 異なる国籍の学生同士のグループワークを通じ、国際協働力を習得する。
3. 和鉄の素材としての特徴を踏まえ、多面的・グローバルな視点から、伝統技術の産物としての和鉄とその製造工程が、現代において展開可能な製品及びサービスを提案する。

キーワード

伝統技術の保全と価値創造、和鉄、たたら製鉄、国際協働

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

「授業計画」に記載された日程、場所を確認すること。
1. 講義,ビデオ及びスライド教材による学習。
2. 伝統技術,関連する産業,歴史や文化,社会的背景,伝統鉄の利用に関する情報収集。
3. 異文化グループワークによる情報共有。
4. ①炭切り,②たたら製鉄(簡易版),③刀鍛冶工房での日本刀鑑賞の実習。
5. 授業内外のグループワーク。
6. 上記すべてを通じ、伝統技術の保全と価値創造、展開方法について考える。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

5/7(水)13:30-17:05 @大岡山
講義:
・オリエンテーション
・和鉄の特徴(洋鉄との違い)、日本刀の製造工程、和鉄製品の鑑賞

<個人課題>
・オンライン教材の視聴、クイズ回答、フォームに感想入力(英200 words)(5/21(水)9:00まで)
・各国の古代製鉄(歴史,社会的背景,関連産業、現在へのつながり含む)について調べ,10分の発表スライドを準備。(英)(重複しないようグループ内調整)(5/21(水)9:00まで)

第2回

5/21(水)13:30-17:05 @大岡山
講義:
・日本社会における日本刀の位置づけの歴史
グループワーク:
・各自調べた古代製鉄の歴史をグループ内で共有
・発表:
グループ内での議論をまとめて全体で発表(共通点、相違点、特徴的な点など)

個人課題〉
・奥出雲に関するスライド教材から、「印象に残ったこと」「自分が調べた国と比較して、現在につながっている点」をまとめる。T2schola提出(英500words)(6/4(水)9:00まで)

第3回

5/28(水)13:30-17:05 @すずかけ台
実習:
・松田次泰刀匠のビデオ鑑賞
・炭切り

雨天時:6/4(水)

〈グループ課題〉
・「今の時代において、各国では、伝統技術の価値がどのように位置づけられていて、それを保全するためにはどうすればよいか」の仮提案(様式自由)
(6/11(水)9:00まで共有フォルダー内提出)
・進捗は共有フォルダーで確認

第4回

6/7(土)8:50-17:00 @すずかけ台
実習:
・たたら製鉄(簡易版)

〈グループ課題〉
・進捗は共有フォルダーで確認

第5回

6/21(土)9:00-16:00 @千葉市内(松田次泰刀匠工房)
講義・実習:
・日本刀に関する講義
・日本刀鑑賞

グループ課題〉
・実習を経たうえで、アイデアをブラッシュアップし、共有フォルダーでスライドを提出(英)(6/23(月)9:00まで)
〈個人課題〉
・松田次泰刀匠工房での講義・実習についての感想レポート(英200words)(T2scholar提出)
(6/30(月)9:00まで)

第6回

6/25(水)13:30-17:05@大岡山
グループワーク:
・シャッフルグループワーク
・グループワーク
・「和鉄・伝統技術の発展・展開についての提案」最終発表

<個人課題>
・グループ提案に基づき、自国の歴史的・文化的・社会的背景等を考慮した和鉄・伝統技術の展開・発展のアイデアについて、プレゼンテーションを作成し、録画して提出。(英語)
(7/7(月)9:00まで)(T2schola提出)
・授業を通じた得たことについてのエッセイ(様式は講義内で通知、英語)
・BEVI(Beliefs, Events, and Values Inventory) への回答 https://jp.thebevi.com/about/

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

教科書

なし

参考書、講義資料等

講義中、必要に応じて配布する。

成績評価の方法及び基準

講義への参加:10%
自国の伝統技術についての調査:20%
実習での取り組み:20%
グループワークへの貢献:20%
グループ提案発表(グループ評価):10%
個人提案プレゼン録画、エッセイ(英語)、BEVI回答(日または英):20%

関連する科目

  • ENT.G352(LAW.X372) : 伝統技術とプロダクトデザイン

履修の条件・注意事項

英語で留学生とグループワークを進められる程度の言語運用能力があること。
・日本の伝統技術(たたら製鉄)、その産物である伝統的和鉄に興味があること。
・ENT.G352 :伝統技術とプロダクトデザインを、併せて履修することを推奨する。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

アントレプレナーシップ教育機構 グローバル教育実施室 村上 ghrd.info[at]jim.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前に連絡のこと