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2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

考古学・自然人類学C

開講元
文系教養科目
担当教員
LOFTUS JAMES FRANCES
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月5-6 (M-156(H1103)) / 木5-6 (M-156(H1103))
クラス
-
科目コード
LAH.T319
単位数
200
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年3月19日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では、考古学的フィールドワークの実践的な側面について深く理解することを目的としている。理論的な議論、実地体験、批判的な考察を組み合わせることで、多様な文化的背景の中で、考古学のフィールドワークでの倫理的配慮や課題についての見識を深めることが目標である。

到達目標

1. フィールドワークにおける考古学の倫理について議論できること。
2. 世界中の古代遺跡・博物館について学ぶこと。
3. フィールドの問題解決テクニックを学ぶこと。

実務経験のある教員等による授業科目等

実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)

担当教員は、複数の考古学発掘調査に従事し、重要文化財のデジタル化を通じて過去の遺産を未来に継承してきた。
本講義では、教員の実地経験に基づく具体的な事例を取り上げ、理論と実践を結びつけることで、考古学への理解を深める。

キーワード

フィールドワーク方法、考古学、人類学、自然人類学、研究倫理

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

1)受講生は講義内容に関する質問をコメントペーパーに記入し、次回にディスカッションを行う。
2)講義内容の性質上、学生によっては不快に感じる可能性のある写真や議論(人骨、人類の進化、死、病気の写真など)が含まれる。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

考古学・自然人類学とは?

以下のことを理解すること:
• 学問の定義と範囲
• 考古学的・自然人類学的手法
• 考古学的・自然人類学の必要性

第2回

人類の進化と遺伝的・文化的適応

以下のことを学ぶこと:
• ヒト属の進化
• 古代人の順応・適応

第3回

ホモ・サピエンスの世界

以下のことを学ぶこと:
• 人間はどのように、なぜ移動するのか?
• 古代にどのような道を歩んだ可能性があるのか?
• 人間の身体・文化はどのように変化したのか?
• 人間の適応とは?

第4回

世界の遺跡・博物館 (1)

以下のことを学ぶこと:
• 遺跡の概要
• 遺跡の重要性
• オンラインツアー・博物館展示

第5回

世界の遺跡・博物館 (2)

以下のことを学ぶこと:
• 遺跡の概要
• 遺跡の重要性
• オンラインツアー・博物館展示

第6回

発掘的・民族誌的フィールド調査 (1)

以下のことを学ぶこと:
• フィールドワーク計画
• 参加観察法、インタビュー、その他の民族誌的手法
• 文化的感受性とプライバシー

第7回

発掘的・民族誌的フィールド調査 (2)

以下のことを学ぶこと:
• 発掘とは?
• 考古学的発掘に使われる技術と道具

第8回

フィールドワークにおける倫理

以下のことについて議論すること:
• 同意、守秘義務、地域コミュニティへの敬意
• 相反する利害の調整

第9回

フィールドワークの計画

以下のことを学ぶこと:
• フィールドワーク計画の作成

第10回

考古学と博物館

以下のことを学ぶこと:
• 博物館とは?
• 博物館展示の工夫
• 博物館はなぜ必要か?

第11回

東京科学大学博物館

以下のことを学ぶこと:
• Science Tokyoの歴史は?
• Science Tokyoの下から出てきた考古遺物
• 東京科学大学博物館の見学

第12回

最終プロジェクト準備・Q&A

以下のことを行うこと:
• グループディスカッション
• 最終プロジェクトのテーマ設定

第13回

世界の遺跡・博物館 (3)

以下のことを学ぶこと:
• 遺跡の概要
• 遺跡の重要性
• オンラインツアー・博物館展示

第14回

最終プロジェクト・Q&A

以下のことを行うこと:
• まとめ
• 最終プロジェクトのプレゼン
• Q&A・グループディスカッション

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定しない

参考書、講義資料等

講義中に指示する

成績評価の方法及び基準

授業への参加(コメントペーパーの提出): 25% 、小レポート: 25%、最終プロジェクト: 50%

関連する科目

  • LAH.S447 : 文系エッセンス56:考古学・自然人類学
  • LAH.T116 : 考古学・自然人類学A
  • LAH.T215 : 考古学・自然人類学B

履修の条件・注意事項

履修の条件を設けない

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

loftus.f.3f80[at]m.isct.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること

その他

授業の内容は変更になる場合があります