2025年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 技術経営専門職学位課程
エネルギー市場とリスク管理
- 開講元
- 技術経営専門職学位課程
- 担当教員
- 松本 拓史
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 不明
- クラス
- -
- 科目コード
- TIM.C520
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月18日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、エネルギー市場の構造や取引制度を理解し、価格形成やリスク管理に関する実践的な知見を習得することを目的とする。初めに、スポット市場や先物市場の特徴を概観したうえで、価格予測やリスクプレミアムに関する理論的背景を学ぶ。その後、エネルギー市場における予測モデルの構築や、リスク管理を目的としたモデリング手法の事例を取り上げる。最終回には学生による事例発表を行い、理解を深めるとともに応用力を養う。
到達目標
本講義の到達目標は以下のとおりである。
(1)エネルギー市場の基本構造、価格メカニズム、リスク管理の枠組みについて理解する。
(2)スポット市場や先物市場のデータを用い、予測やリスク管理に関連するモデルの活用法を学ぶ。
(3)事例分析・発表の演習を通じて、エネルギー価格の不確実性への対応力と分析的思考を養う。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
民間企業におけるデータ分析の実務経験を活かし、実践的な分析手法についても取り上げる。
キーワード
エネルギー市場、スポット価格、先物取引、価格予測モデル、リスクプレミアム
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義とディスカッションを通じて学び、応用例を交えて理解を深める。最終回に学生による事例発表を行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス |
講義の構成と目的、扱う理論と応用分野を理解する |
第2回 | スポット市場と予測 |
スポット市場取引と価格予測の重要性を理解する |
第3回 | モデリング事例① |
エネルギー予測モデルの構築方法と事例を学ぶ |
第4回 | モデリング事例② |
スポット価格予測モデルの構築方法と事例を学ぶ |
第5回 | 先物市場とリスクプレミアム |
先物市場の仕組みと価格形成メカニズムを理解する |
第6回 | モデリング事例③ |
ヘッジ取引のためのモデリング事例を学ぶ |
第7回 | 事例発表 |
取り組んだ事例分析の内容を発表する |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため、教科書や配付資料等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定なし。講義スライドをLMSで配布する。
参考書、講義資料等
「Energy and power risk management: New developments in modeling, pricing, and hedging」Eydeland, A., & Wolyniec, K.著、John Wiley & Sons
成績評価の方法及び基準
講義・演習への参加(50%)およびレポート提出(50%)により評価する。
関連する科目
- TIM.A418 : 金融工学
履修の条件・注意事項
特になし