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2025年度 (最新) 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 エネルギー・情報コース

科学技術特論

開講元
エネルギー・情報コース
担当教員
多湖 輝興 / 金田 武司 / 鷲見 郁宏 / 寒川 博之 / 覚知 誠 / 吉村 美毅 / 土本 一郎 / 中山 寿美枝
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
水7-8 (S4-201(S421), G1-109(G115))
クラス
-
科目コード
ESI.B453
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年10月28日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では、日本を代表し、また国際的にも活躍している産業界のトップおよび研究開発部門の専門家を講師として招き、「エネルギー・環境技術の最先端と将来展望」について講述する。講義では講師との対話を重視し、十分な質疑応答の時間を確保することで、受講生の理解を深め、問題意識を高めることを目的とする。
大学院生に対して、産業界の最前線における最新情報を提供し、グローバルな視点を持つ優れた人材の育成を図るとともに、産業界と大学との間に新たな接点を見出し、それぞれの将来展望の共有を促すことを期待している。また、研究開発や教育などの分野で世界的に活躍を志す学生にとって、本講義で得られる高度な専門知識と実践的洞察は、将来のキャリア形成に大いに役立つことが期待される。

到達目標

各回の講義では、エネルギー・環境技術に関するタイムリーで実践的な内容が提供される。受講生は、当該分野における最新動向や課題を理解し、問題意識を高めるとともに、各自の視点から学修内容を整理・考察することが求められる。特に、毎回提出が求められる「講義ノート」に各自が内容をまとめることで、学修の定着度を自ら確認・評価できることを到達目標とする。これにより、エネルギー・環境分野における課題認識・分析力・発信力を総合的に養うことを目的とする。

キーワード

エネルギー科学技術,環境科学技術,資源有効利用,低炭素社会,企業の取り組みと社会経済

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

各団体や企業から講師をお招きします.そのため日本語の講義となります.

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

2050年に向けたエネルギーシナリオと変革の切り口
(株)ユニバーサルエネルギー研究所 代表取締役社長 金田 武司

未来のエネルギーシステムへの展開と課題が説明できる.

第2回

鉄鋼業界におけるエネルギー・環境先端技術と地球温暖化対策
JFEスチール(株) 技術企画部 理事 鷲見 郁宏

鉄鋼業界におけるエネルギー・環境先端技術に関する最新の状況と課題が説明できる.

第3回

エネルギー・環境技術の最先端と将来展望 EV社会に向けて
トヨタ自動車(株) CN開発部 CN先行技術PJT推進室 主査 覚知 誠

自動車業界におけるエネルギー・環境先端技術に関する最新の状況と課題が説明できる.

第4回

二酸化炭素の回収・貯留技術の現状と展望
日揮グローバル(株) 理事 プロセスエンジニアリング部 部長 寒川 博之

二酸化炭素の回収・貯蔵技術に関する最新の開発状況と課題が説明できる.

第5回

前半のまとめ
東京科学大学 多湖輝興

産業界における二酸化炭素排出削減,その回収と有効利用について説明できる.

第6回

バイオマスエネルギーの高度利用と将来展望
鹿島建設(株) 環境本部 地球環境室 室長 吉村 美毅

バイオマスエネルギーに関する最新の開発状況と課題が説明できる.

第7回

プラスチック資源循環の現状と将来展望
(一社)プラスチック循環利用協会 専務理事 土本 一郎

プラスチック資源循環に関する最新状況と課題が説明できる.

第8回

エネルギーと気候変動
電源開発(株) 執行役員 中山 寿美枝

エネルギーと気候変動に関する最新状況と課題が説明できる.

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

各回の講義資料をpdf版にてLMSに掲載する.必ず事前に各自確認し,印刷するかPCにダウンロードして講義に備えること.

成績評価の方法及び基準

出席状況に加えて,毎回の講義において理解度確認のために,講義内容や講師との質疑応答,あるいは講師からの課題などを記述して提出された「講義ノート」により評価する.
おおよそ,出席30%,講義への参加状況20%(講師への質問,ディスカッション時の発言)+提出課題50%の割合で評価する.

関連する科目

  • ENR.A401 : エネルギー基礎学理第一
  • ENR.A402 : エネルギー基礎学理第二
  • ENR.A403 : エネルギーデバイス論第一
  • ENR.A404 : エネルギーデバイス論第二
  • ENR.A405 : エネルギーマテリアル論第一

履修の条件・注意事項

履修条件を設けない