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2025年度 (最新) 学院等開講科目 物質理工学院 材料系 材料コース

生分解性高分子

開講元
材料コース
担当教員
柘植 丈治
授業形態
講義 (ライブ型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火1-2 (J2-303(J234))
クラス
-
科目コード
MAT.P419
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年3月19日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

生分解性高分子は、自然環境中やコンポストなどにおいて微生物の作用によって分解される高分子材料である。本講義では、生分解性高分子の種類や特徴、分解挙動、生分解速度を左右する要因について学ぶ。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する
・生分解性高分子材料の種類とその特徴を説明できる
・環境材料に求められる性能を説明できる
・生分解速度を制御するための材料設計法について説明できる
・生分解性高分子の分解挙動を説明できる

キーワード

生分解性プラスチック、バイオマスプラスチック、再生可能資源、カーボンニュートラル

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を中心に進める。
双方向コミュニケーションのために、Zoomでの授業中に質疑応答時間を設ける。
履修者の学修状況確認のため、小テストなどを授業毎に実施する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 概論 高分子材料の発展の歴史とプラスチックが引き起こす環境問題を理解する。
第2回 天然高分子材料の基礎 タンパク質や多糖、核酸、ポリエステルなどの天然高分子の性質および材料としての特徴を理解する。
第3回 バイオマス資源 再生可能資源としての植物バイオマスの種類とその特徴について理解する。
第4回 バイオコンバージョンによる物質生産 バイオマスから生産可能な化学品の種類やその生産手法について学ぶ。
第5回 生分解性高分子の分解挙動 生分解可能な化学構造および分解メカニズム、生分解性の評価法について学ぶ。
第6回 生分解性高分子の材料設計論 生分解性高分子における構造と物性の相関を理解し、生分解速度を制御するための材料設計法を学ぶ。
第7回 まとめ 全体を総括し、理解を深める。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

講義資料はT2SCHOLAから提供する。

成績評価の方法及び基準

生分解性高分子の特徴や合成法、分解挙動に関する理解度を評価する。主にレポートで成績を評価する。

関連する科目

  • MAT.P417 : 医用高分子材料

履修の条件・注意事項

なし。

その他

提出レポート等において,剽窃や盗用などの不正があった場合は厳正に対処します。当該科目の成績は0点になります。