2025年度 (最新) 学院等開講科目 物質理工学院 材料系 材料コース
ソフトマテリアル
- 開講元
- 材料コース
- 担当教員
- 金子 哲 / 中嶋 健
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 清華大
- クラス
- -
- 科目コード
- MAT.P483
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年8月25日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義は東京科学大学-清華大学修士共同プログラムのための授業で、講義は北京の清華大学(状況によってはZoom開講になる可能性がある)において行われる。講義では、ソフトマテリアルに関連する基礎的な概念を扱う。年度により担当教員と扱う題材が変更されることにより、シラバスの内容も毎年改訂される。今年度は前半に原子間力顕微鏡を用いたソフトマテリアル物性研究に関する講義、後半は究極的な界面構造である単分子接合の特性と構造解析方法に関する講義を行う。
到達目標
この講義により、学生は次に述べる能力を得ることが期待される。
1)原子間力顕微鏡を用いたソフトマテリアルの物性研究方法について説明できること。
2)単一分子接合の物性の特長と構造評価法について説明できること。
キーワード
原子間力顕微鏡, ソフトマテリアル, 高分子, 粘弾性, ナノ材料, 表面, 界面, 単分子接合, 量子化電気伝導度, 局在プラズモン共鳴,
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業は、(1) 原子間力顕微鏡を用いたソフトマテリアル物性研究(2)単分子接合の物性と構造解析法に関する講義を扱う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 原子間力顕微鏡の基礎 |
原子間力顕微鏡の基礎について説明できる |
第2回 | 高分子材料の力学物性の基礎 |
高分子材料の力学物性の基礎について説明できる |
第3回 | 高分子一本鎖への応用 |
高分子一本鎖への応用について説明できる |
第4回 | ゴム材料への応用 |
ゴム材料への応用について説明できる |
第5回 | 高分子アロイへの応用 |
高分子アロイへの応用について説明できる |
第6回 | プラスチック材料への応用 |
プラスチック材料への応用について説明できる |
第7回 | 粘弾性計測への展開 |
粘弾性計測への展開について説明できる |
第8回 | ナノ材料における界面の役割 |
ナノ材料における界面の役割 |
第9回 | 表面・界面の電子状態 |
表面・界面の電子状態の特徴について説明できる |
第10回 | ナノ材料の電子輸送特性 |
ナノ材料の電子輸送特性ついてについて説明できる |
第11回 | ナノ材料の光学的性質 |
ナノ材料の光学的性質について説明できる |
第12回 | 単分子接合の作製方法と電子物性 |
単分子接合の電子物について説明できる |
第13回 | 単分子接合の構造決定 |
単分子接合の構造決定方法について説明できる |
第14回 | 単分子接合を活用したデバイス |
単分子接合を活用したデバイスについて説明できる |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特に指定しない
参考書、講義資料等
必要な資料はLMSにより配布する
成績評価の方法及び基準
理解度確認のための演習(90%)、授業参加度(10%)(授業参加度は授業での討論、小テストなどにより算出する)
関連する科目
- CAP.P494 : ナノ科学特論
- MAT.M421 : 量子化学特論(材)
- CAP.I427 : 高分子化学概論
- MAT.C412:高分子バイオマテリアル
- CAP.I426:高分子科学概論
- CAP.I437:高分子物性概論
履修の条件・注意事項
特に指定はないが、関連する項目を受講していることがのぞましい