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2025年度 (最新) 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系

応用化学トピックス第二

開講元
応用化学系
担当教員
岡 大地 / 青木 大輔
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
集中講義等
クラス
-
科目コード
CAP.Q308
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年9月29日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

[概要] 本講義では、様々な応用化学分野の最前線で活躍する研究者が物質の機能や性質ついて基本的な原理から最新の研究成果に至るまでの幅広い内容を紹介し、高分子科学・材料科学・無機化学・固体化学といった応用化学分野の最前線に関する知識を学ぶことを目的とする。

[ねらい] 応用化学分野の最前線で活躍する研究者の基礎から応用までの研究に関する幅広い知識を修得することを目標とする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1) 物質の基礎的性質と反応性を原子・分子レベルで説明できる。
(2) 有用な物質の設計および変換に関する高度な化学技術システムを説明できる。
(3) 応用化学分野の最新のトピックについて、基礎から応用研究までの幅広い知識を説明できる。

キーワード

基礎的性質、原子・分子、物質、化学技術、応用化学、高分子科学、無機化学、固体化学、物性論

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

対面にて集中講義で行う。講義室はLSM上でアナウンスする。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

12月3日(水) 7-8限 岡大地 講師
無機固体化学基礎:無機固体の特徴と無機固体結晶で発現する基礎的物性

無機固体結晶の基礎的な性質を説明できる

第2回

12月3日(水) 9-10限 岡大地 講師
薄膜:様々な薄膜合成法と原材料の特性を考慮した薄膜合成プロセスの開拓

様々な薄膜合成法の特徴を説明できる

第3回

12月17日(水) 7-8限 岡大地 講師
薄膜の特徴を活かした材料設計:ランタノイド単酸化物で発現する電気的・磁気的特性や複合アニオン化合物薄膜で発現する強誘電性など

元素の特徴を活かした薄膜材料設計のコンセプトを説明できる

第4回

1月14日(水)5-6限(予定) 青木大輔 講師
高分子科学:有機化学を基盤とする高分子合成,高分子反応および高分子物性の基礎

高分子材料の化学的・物理的性質の基礎を有機化学の観点から説明できる

第5回

1月14日(水)7-8限(予定) 青木大輔 講師
ロタキサンを活用した強靭エラストマー,環状高分子:ロタキサンの性質,ロタキサンによる架橋と力学特性,環状高分子の効率的な合成,その性質.

ロタキサンを含む高分子に特有の性質を説明できる

第6回

1月21日(水)5-6限(予定) 青木大輔 講師
プラスチックリサイクル:分解物が植物の肥料となる高分子-設計,物性,分解物の化学特性など-

化学反応を巧みに利用しポリカーボネートのリサイクル技術について説明できる

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

教科書

資料をT2SCHOLA上もしくは講義において配布する

参考書、講義資料等

特に指定しない

成績評価の方法及び基準

講義への出席,物質の機能・物性に関する演習ならびにレポートにより理解度を評価する.

関連する科目

  • CAP.Y201 : 高分子化学基礎
  • CAP.H201 : 物理化学1(熱力学)
  • CAP.O201 : 有機化学第1(アルカン・アルケン・アルキン)
  • CAP.N201 : 無機化学1(結合)
  • CAP.Y202 : 高分子合成1(逐次重合)
  • CAP.H202 : 物理化学2(化学平衡)
  • CAP.O202 : 有機化学第2(C-X)
  • CAP.N205 : 無機化学5(錯体構造)
  • CAP.Y203 : 高分子合成2(連鎖重合)
  • CAP.N203 : 無機化学3(元素・化合物)

履修の条件・注意事項

特になし

その他

講義日程は「予定」のため,詳細はLMSのアナウンスを必ず確認してください.