2025年度 (最新) 学院等開講科目 工学院 情報通信系 情報通信コース
データ通信システム
- 開講元
- 情報通信コース
- 担当教員
- 元古 一成 / 髙畑 知也 / 加藤 智将 / 武山 祐
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月7-8 (S3-206(S323)) / 木7-8 (S3-206(S323))
- クラス
- -
- 科目コード
- ICT.C417
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年10月2日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義は、社会基盤を支えるデータ通信システムの仕組みと設計思想を学び、システム設計の基礎からITコンサルティング、システム事例、最新技術動向まで幅広く扱う。NTTデータの実務経験を持つ複数の講師が担当し、理論と現場を結びつけ、次世代の情報社会に必要な視点を養う。
到達目標
本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)データ通信システムの基本概念と役割を説明できる。
2)システム設計の非機能要件(可用性・性能・運用)を理解し設計指針を立てられる。
3)プロジェクトマネジメントや開発プロセスを把握し、ITコンサル的視点を養う。
4)ITシステムにおける最新技術の概要と今後の展望を整理できる。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
担当教員はいずれも現在株式会社NTTデータを本務先としており,講義ではその経験を生かした実践的な内容も取り扱う.
キーワード
システム設計、クラウドコンピューティング、AI、プロジェクトマネジメント、ITコンサルティング、ITIL、システム事例
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義は、講義形式を基本としつつ、確認テストを交えながら進める。また、各講義で学んだ要素の総括として、具体的なシステム事例や近未来の情報社会の在り方についても紹介する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 概要 |
データ通信システムの概要を理解する |
第2回 | AIについて |
AIの基本概念と応用事例を理解する |
第3回 | クラウドテクノロジー(全体像) |
クラウドの仕組みと特徴を整理する |
第4回 | 非機能要件(可用性設計) |
システムにおける可用性要件と設計手法を学ぶ |
第5回 | 非機能要件(性能・運用設計) |
性能設計と運用設計の基礎を理解する |
第6回 | ITIL(運用プロセス) |
ITサービスマネジメントの枠組みを理解する |
第7回 | 開発プロセス |
システム開発ライフサイクルの流れを把握する |
第8回 | クラウドテクノロジー(仮想化技術) |
仮想化技術の仕組みと利点を理解する |
第9回 | クラウドテクノロジー(コンテナ技術) |
コンテナ技術の特徴と活用方法を学ぶ |
第10回 | プロジェクトマネジメント |
プロジェクトマネジメント(全体像、スコープ、タイム、品質、コスト、リスク)の基本を理解する |
第11回 | クラウドテクノロジー(パブリッククラウド) |
パブリッククラウドの特徴と利用形態を把握する |
第12回 | ITコンサルティング |
ITコンサルの役割と実務への活用を理解する |
第13回 | 近未来の情報社会と技術動向 |
将来の技術動向と社会への影響を考察する |
第14回 | システム事例(公共・民間) |
実際のシステム事例から社会的役割を理解する |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定しない.
参考書、講義資料等
講義資料を講義までにLMSにアップロードする.
成績評価の方法及び基準
期末試験の結果での評価を基本とするが、講義中における小テスト・演習なども加味する.
関連する科目
- なし
履修の条件・注意事項
特になし。