2025年度 (最新) 学院等開講科目 工学院 電気電子系
電気鉄道
- 開講元
- 電気電子系
- 担当教員
- 根津 一嘉 / 中村 一城 / 太田 佑貴 / 田口 義晃
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 不明
- クラス
- -
- 科目コード
- EEE.P381
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年5月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、電気・電子工学の代表的な応用分野である電気鉄道について、車両、電力、列車制御、信号、通信を含む概論を取り扱う。近年では、省エネ化や脱炭素化へのさらなる取り組みや、少子高齢化への対応が社会的な課題となっている。こうした課題に対して電気鉄道は大きな役割を果たしている。将来的にはエネルギー効率や安全性をさらに向上し、省人化・省力化により持続可能性を高めるための技術的なアプローチも重要となる。このような視点も加えながら、電気鉄道の意義、技術的特徴について理解する。
到達目標
以下の能力の獲得を目標とする。
1) 電気鉄道の役割、機能を説明できる。
2) 電気鉄道システムの構成要素の役割や特徴が説明できる。
3) 電気鉄道に応用されている電気・通信技術の現況や発展性を説明できる。
キーワード
電気鉄道、車両、鉄道電力、信号保安、鉄道通信
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
- ・電気電子分野の応用専門力
授業の進め方
電気鉄道システムの役割、構成、技術的特徴を講述する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 鉄道概論 | 鉄道の特性、構成要素の把握 |
第2回 | 車両1 | 車両の分類、構造、性能の理解 |
第3回 | 車両2 | 車両の回路、制御方法の理解 |
第4回 | 鉄道電力1 | 鉄道の電力供給システムの理解 |
第5回 | 鉄道電力2 | 集電システムの理解 |
第6回 | 列車制御・信号保安 | 列車運行の安全・安定の理解 |
第7回 | 鉄道通信 | 鉄道特有の通信システムの理解 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため、配布資料や参考書等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
松本雅行 『電気鉄道』(第2版) 森北出版 ISBN:4627741829
成績評価の方法及び基準
レポートにより評価(100%)する。レポートは、車両、電力、信号・通信の各分野に関する設問を含むものとし、電気鉄道の意義、設計、運用、保守に係る技術的な理解度を判定する。
関連する科目
- EEE.C201 : 電気回路第一
- EEE.C202 : 電気回路第二
- EEE.P301 : 電気機器工学
- EEE.P321 : 電力工学第一
履修の条件・注意事項
なし