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2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 英語科目

英語学習法

開講元
英語科目
担当教員
山根 亮一 / 木内 久美子
授業形態
演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
水7-8 (M-157(H1102))
クラス
-
科目コード
LAE.E165
単位数
010
開講時期
2025年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年3月19日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

この授業の目的は、各受講生が自分自身の資質や個性、そして目的に適合した自主的かつ自律的な英語学習方法を発見し、授業後も自分自身で継続的に学習できるようにするための方法やスキルを身につけることである。そのために、受講生はChatGPTなどの様々なAIツール活用を含む学習法を体験しながら、その効果や問題点を確認し、ポートフォリオを用いたリフレクション(自己省察)や、情報共有を行う。

到達目標

この授業科目では、次のような知識と能力を身につけることを目指す。

●様々な英語学習ツールを使用し、それらの効果や問題点を認識し、説明できる
●英語の四技能を向上させるために、各自に合った自律的な英語学習法を見出し、運用できる

キーワード

英語学習ツール、英語の四技能、自律的な英語学習法

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

まず、担当教員の英語学習ツールに関するミニ・レクチャーから始まり、続いてプリント課題などを通じた受講生によるその実践、そしてその実践についてのリフレクションと記録を行う。それから、受講生はディスカッションなどのアウトプットを経て、その日に学んだことなどをポートフォリオに記入する。

注意)
1. 以下の授業計画の詳細部分については、授業の進捗状況などを踏まえて変更する可能性がある。
2. 履修希望者が20名程度を超える場合には人数制限を行うことがことがある。履修希望者は必ず初回授業に出席すること。また、初回の授業内でクラスへの受入が確認されるまでは、教科書は購入しないこと。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 AIツールとポートフォリオの導入 内容: 授業の概要説明、主要なAIツール(ChatGPT, Grammarly, ELSA Speakなど)の使い方とポートフォリオの役割を理解する。学生自身の学習目標を設定し、ポートフォリオの初期設定を行う。 リフレクション: 自分の英語学習の課題を認識し、どのスキルを強化したいかを明確にする。 ポートフォリオ#1 効果的なプロンプトを作成する方法を知る。
第2回 リーディングスキルの自律学習法 内容: ChatGPTとGrammarlyを使い、効果的なリーディング学習法を実践。難解なテキストの解釈、要約、批評を行う。 作業:英文を読み、自力で要旨を書く。Chat PDFに要旨を書かせる。両者を比較する。 リフレクション: 自分の理解力を振り返り、今後どのようにAIを使ってリーディングスキルを向上させるかを考察。 ポートフォリオ#2 リーディングのスキルを向上させる方法を学び、実践し、記録する。
第3回 ライティングスキルの自己改善 ChatGPTとGrammarlyを使ったライティング・プロセスの強化。エッセイやパラグラフ・ライティングと自己校正の方法を学ぶ。バック・トランスレーションについても学ぶ。 リフレクション: 自分の文章の弱点を見つけ、今後のライティング学習にどう反映させるかを計画。 ポートフォリオ#3 ライティングのスキルを向上させる方法を学び、実践し、記録する。
第4回 内容: YouTube、TED-Ed、TEDの字幕付き動画を活用し、多様な音声素材を通じてリスニング力を強化する方法を学ぶ。字幕ソフトの活用法など。リスニングのコツ。ChatGPTに読ませる。 リフレクション: 自分のリスニングの課題に取り組む。グループ・ディスカッション。 ポートフォリオ#4 リスニングのスキルを向上させる方法を学び、実践し、記録する。
第5回 スピーキングスキルの自律学習法 内容: ChatGPTのMIAなどを使ったAI会話ツールを探す。会話を録音して聞き直し、リフレクションをしたうえで、さらに練習して、対人でさらに練習。そのあと自分の気づき(できること・できないこと)を共有する。スピーキング力を向上させる方法を探す。会話のシミュレーションを行う。 リフレクション: 自分のスピーキングの進捗を評価し、今後の練習計画を立てる。 ポートフォリオ#5 スピーキングのスキルを向上させる方法を学び、実践し、記録する。
第6回 ポートフォリオの総括と自己分析・プレゼンテーション 内容: これまでの学習成果をポートフォリオで振り返り、自己評価を行う。AIツールから得たフィードバックを基に、おすすめの学習法を紹介。今後の学習目標を再設定する。 リフレクション: 学びのプロセス全体を振り返り、自分の成長を分析する。授業後の自己学習計画を立てる。 学習法のプレゼンテーション
第7回 プレゼンテーションの振り返りと試験 自律的な英語学習方法の確立とその実践の成果を示す

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

Handout

参考書、講義資料等

適宜授業内で紹介する

成績評価の方法及び基準

ポートフォリオ (40%)
授業参加度 (20%)
プレゼンテーション (20%)
テスト(20%)

最終評価は、以上の5つの評価要素の合計点で決定する。
学生がどのようにAIツールを活用し、自己学習を進め、授業後も継続できるかを評価の基準とする。

関連する科目

  • 該当なし

履修の条件・注意事項

N/A

その他

特になし