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2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 アントレプレナーシップ科目

修士スタートアップ戦略実践研修

開講元
アントレプレナーシップ科目
担当教員
辻本 将晴 / 及部 智仁 / 和泉 章 / 若山 浩二
授業形態
演習
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
クラス
-
科目コード
ENT.C540
単位数
010
開講時期
2025年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年3月19日
使用言語
日本語

※ 科目コードに( ) がある科目は、学生の入学年度によって科目コードが異なります。

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

持続可能な社会に向け、世界各国がグリーントランスフォーメーション(GX)に取り組んでいる。国際エネルギー機関(IEA)の報告によると、クリーンエネルギーへの投資額は2023年に世界全体で2兆ドル以上となり、化石エネルギーへの投資額への約2倍に達した。日本でもガソリン車や石油化学などの基幹産業が成長を鈍化させるなか、GXを社会で実現していくために、新たなテクノロジーを創出し、事業を創造するアントレプレナーが必要とされている。
本講義では、GX分野に焦点をあて、前半は研究者やスタートアップ経営者をスピーカーとして招き、研究開発や事業創出の最先端を学ぶ。後半は、リーンキャンバス*を用いたグループワークを行い、GX分野で起業・事業アイディアを可視化する手法を身につける。
講義を通じて、GXを実現させる未来社会を描き、チャンスと市場性を把握し、スケーラブルな事業にテクノロジーを活用して挑むスタートアップのアプローチを学ぶ。
なお、日本語の講義なので、内容を理解できる日本語能力を持つことが必要。本科目は、Zoomによる直接的指導型の「ライブ授業」である。したがって、毎回の講義を必ずリアルタイムで受講すること。研究室のゼミ等や他の講義の受講等で定常的に出席できないのであれば履修しないこと。
*リーンキャンバスは、ビジネスモデルを簡単に可視化するためのフレームワークであり、ビジネスモデルを顧客課題、顧客セグメント、独自の価値提案、解決策、顧客との接点、収益の流れ、コスト構造、主要指標、競合優位性の9つの要素に分類し事業の全体像を俯瞰的に整理するもの。

到達目標

本科目を履修することによって以下を修得する。
1) グリーントランスフォーメーションの実現に向けた社会課題の把握。
2) リーンキャンバスを用いた起業・事業開発の手法
3) 社会課題をテクノロジーで解決するスタートアップのアプローチ

実務経験のある教員等による授業科目等

実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)

講師が産業界における実務経験に基づき講義を行い、それを踏まえて履修生がグループ単位で課題を設定し、討議した上で発表を行う。その討議・発表に対して講師・ファシリテーターが実務経験を踏まえたアドバイス・コメントを行う。

キーワード

グリーントランスフォーメーション (GX)、SDGs、スタートアップ、起業

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

授業はZoomによりオンラインで実施する。授業では講師と履修学生の間で双方向性を確保することが重要なので、履修学生はリアルタイムで参加することが原則。
第1回~第3回は、講師によるセミナー形式の講義を行う。また、Zoomの投票機能の活用や質問時間を設けることで履修学生からも積極的な発信を求める。
第4回~第6回は、リーンキャンバスを用いた事業構想の構築を行うグループワークを実施する。グループワークはZoomのブレイクアウトルームで実施する。
第7回は、各グループがリーンキャンバスを使って描いた事業構想について発表し、講師から講評を得る。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 イントロダクション • 社会や産業の変革期におけるサイエンス人材、スタートアップの役割 • 事業構想とこれを実現するためのビジネスモデル • ビジネスモデル可視化のためのリーンキャンバスの役割と使い方 • 第4回以降のグループワークで行う作業と求められる成果物 グループワークを行うためのグループ分け 【辻本将晴 教授】 GXの実現に向けて求められるサイエンス人材、スタ ートアップの役割を見い出す。 事業構想とビジネスモデルについて理解する。 リーンキャンバスの使い方と本授業で求められる成果物を理解する。
第2回 GXに向けた研究開発の最前線 【ゼロカーボンエネルギー研究所 所長 加藤之貴先生】 GXの実現に向けた課題と研究開発の取組みの現状、将来の展望を理解する。
第3回 グリーントランスフォーメーションの実現に向けたスタートアップの挑 戦 【GX分野の起業家、京都フュージョニアリング株式会社 共同創業者 長尾昂氏】 GXの実現に向けた社会・産業の課題とスタートアップの役割を理解する。
第4回 リーンキャンバスを用いたスタートアップ事業開発のグループワーク1【辻本将晴 教授、及部智仁 特任教授】 リーンキャンバスを用いたスタートアップ事業開発の手法を身につける。
第5回 リーンキャンバスを用いたスタートアップ事業開発のグループワーク 2 【辻本将晴 教授、及部智仁 特任教授】 リーンキャンバスを用いたスタートアップ事業開発の手法を身につける。
第6回 リーンキャンバスを用いたスタートアップ事業開発のグループワーク 3 【辻本将晴 教授、及部智仁 特任教授】 リーンキャンバスを用いたスタートアップ事業開発の手法を身につける。
第7回 プレゼンテーション 各グループがリーンキャンバスを使って描いた事業構想・ビジネスモデルについて発表。講師から講評。 【辻本将晴先生、及部智仁先生】 グループ発表を通じて、事業構想を立案するプロセスを身につけるとともに、GX実現におけるスタートア ップの役割を見い出す。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

「我が国のグリーントランスフォーメーション実現に向けて」令和5年12月15日 GX実行推進担当大臣
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/gx_jikkou_kaigi/dai10/siryou1.pdf
「GXスタートアップの創出・成長に向けたガイダンス~初期需要確保とファイナンスの多様化~」令和6年3月29日公表 経済産業省
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/gx_startup/gx_guidance.pdf

成績評価の方法及び基準

グループ発表における貢献度、他のグループ発表に対するコメント・発言(100%)

関連する科目

  • LAC.C401

履修の条件・注意事項

講義のいずれにも出席できることが求められる。
また、日常会話を理解でき、グループワークに実質的に貢献できる日本語能力を有することが求められる。

その他

この科目に対応するGAは、GA1M である。
グループ討議を実施するため、履修学生の上限を25名とする。履修申告者が25名に達した場合、それ以降に履修を希望しても履修できないので注意すること。