2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 アントレプレナーシップ科目
物語のあるものつくり
- 開講元
- アントレプレナーシップ科目
- 担当教員
- 野原 佳代子 / SALANI GIORGIO
- 授業形態
- 演習 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等 (S5-407A)
- クラス
- -
- 科目コード
- ENT.G453
- 単位数
- 010
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年9月18日
- 使用言語
- 英語
※ 科目コードに( ) がある科目は、学生の入学年度によって科目コードが異なります。
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
人、文化に配慮したイノベーションは、どのように創出できるのでしょうか?良いテクノロジー、製品やサービスは、顧客ニーズに応えることはもちろん、それだけでなく環境や社会に対するリスペクトを打ち出すことでさらに発展していきます。この授業では座学と実践的ワークショップを通し、この問いに自分たちなりの答えを導き出すことを目指します。
ワークショップでは「ハイブリッド・イノベーションプラクティス」と呼ぶ、スペキュラティブデザインをグループで体験するプロジェクトに取り組みます。学生と、多様な業種の日本企業からのゲストメンバーたちとでグループを組み、複雑な未来シナリオに対応する独創的なソリューション創出と、それを表現するプロトタイピングに挑戦します。
到達目標
1 科学とアートの協働に根ざした理論的フレームワークに基づき、人とモノとの関係を解釈し概観する力を身につける。
2 課題に応える新しい製品やサービスのプロトタイピングを通じて、異分野と協働する力を身につける。
3 クリエイティブな演習やプロジェクトを通じて、観察力、発想力、コミュニケーション力を身につける。
4 産業界からのゲストメンバーらとともに、不確実かつリアルな文脈におけるイノベーションに向かって、チームワーク力、共感力、批判的思考力、レジリエンスを身につける。
5 グループ討論や活動を通じて超学際的理解を深め、自身の学びやキャリア計画に結びつける力を身につける。
6 複雑な社会課題について、科学的かつクリエイティブに思考する力を身につける。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
サラニ特任准教授がエンジニアリングコンサルタントとしての経験を活かし、ものつくりと社会、ステークホルダーとの関係性について指導します。
キーワード
イノベーション、スペキュラティブデザイン、テクノロジー、翻訳、批判的思考、未来クラフト、デザイン/アート思考
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
- 探究的思考力、課題発見力、 協働力、 複雑なアイデアを伝え議論する力
授業の進め方
対面、5–6限、13:30–15:10、12/16, 12/23, 1/6, 1/13, 1/27, 2/3(最終回のみ16:50まで), うち4回の授業で、企業の社員とともにHIプラクティス(グループワーク)に取り組む予定です。その他講義、プレゼン、プチ演習を組み合わせ、デザインやイノベーション実践に関するスキルと理解を養います。みなさんの積極的な参加を重視したアクティブラーニング形式で行います。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクションとテーマ設定、エクササイズ |
研究・文化から考える超学際、イノベーション入門 |
第2回 | HIプラクティス アートと科学におけるマテリアル思考、視覚化と抽象化 |
グループワークとコミュニケーション |
第3回 | HIプラクティス 発散、収束とクリエイティビティ |
アイデア創出と議論 |
第4回 | リグレクション、アイデア創出とクリエイティブ理論 |
クリエイティビティと科学 |
第5回 | プレゼンと議論 |
フィードバックからのプレゼンスキル向上 |
第6回 | HIプラクティス プロトタイピング |
スペキュラティブデザインとプロトタイピング |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特になし、資料配布
参考書、講義資料等
特になし
成績評価の方法及び基準
出席、議論への貢献、課題提出
関連する科目
- LAW.X316 : クリエイティブ表現論
- ENT.G354(LAW.X314) : メディア編集デザイニング
- ENT.G355(LAW.X315) : グローバル人材のための科学技術デザイン-海外研修プログラム
- ENT.G455(LAW.X401) : グローバル人材のためのサイエンスコミュニケーション-海外研修プログラム
- TSE.C317 : 融合技術論
履修の条件・注意事項
特になし 英語
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
ジョルジョ・サラニ特任准教授 環境・社会理工学院 融合理工学系 野原研究室
オフィスアワー
13:30-17:00
その他
プロジェクトの都合上、グループごとに活動時間が多少変わる可能性があります。各グループでよく相談してください。
第6回のみ終了時間が遅いですが、必要があれば相談してください。