2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 アントレプレナーシップ科目
修士社会・ビジネスのルールと倫理 C
- 開講元
- アントレプレナーシップ科目
- 担当教員
- 若山 浩二 / 和泉 章
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - クラス
- C
- 科目コード
- ENT.C527(LAC.M527)
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 日本語
※ 科目コードに( ) がある科目は、学生の入学年度によって科目コードが異なります。
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本科目は、修了後に産業界やアカデミアでキャリアを構築していく際に大きく関わってくる社会やビジネスのルールについてその概要を理解する内容となっている。具体的には、法律、標準(規格)等の社会・ビジネスにおけるルールを俯瞰した上で、知的財産権(特許法、商標法、意匠法、著作権法)や標準(規格)などについてその概要を学ぶ。コンプライアンス、倫理、危機管理、SDGs(Sustainable Development Goals)についても事例を取り上げつつ履修する。
この科目のねらいは、多くの学生がこれまで必ずしも知る機会が少なかった、社会・ビジネスのルールについての概要を把握するとともに、技術を用いて社会でイノベーションを実現する上でルールが密接に関係しており、実社会でキャリアを構築する際には、積極的に大枠を理解する必要があることを理解することである。ルールについて大枠で理解することは、実社会で技術を専門とする者以外の者と円滑にコミュニケーションを行い、イノベーションを実現していくためにも不可欠である。
学生は、関連する知識を得るだけでなく、講義内容を自分事として捉えて、自身のこれからの進路で具体的に役立つことや活用できることを見出して考察することが重要である。
なお、日本語の講義なので、内容を理解できる日本語能力を持つことが必要。
本科目は、Zoomによる直接的指導型の「ライブ授業」である。したがって、したがって、毎回の講義を必ずリアルタイムで受講すること。研究室のゼミ等や他の講義の受講等で定常的に出席できないのであれば履修しないこと。
Zoomに接続するデバイスを用意し、最新版のZoomアプリを使って接続すること(Chrome等のブラウザで接続すると不安定だったり、Zoomの投票機能が使えないことがあるので避けること。)。講義資料を長時間集中して見るために、スマホよりもPC、タブレットなどの大画面が望ましい。双方向性講義のため、カメラ、マイクが使えるようにすること。
講義時間中に通信速度が「600kbps/1.2Mbps(上り/下り)」以上でデータ通信使用量を気にしないで使用できるインターネット環境をあらかじめ確保しておくこと。
本科目は、2Q(B1、B2)と3Q(C)に開講する。内容は同一なので、学生自身の履修計画に合わせて選択することが望ましい。
到達目標
本科目を履修することによって以下を修得する。
1)社会・ビジネスには様々なルールがあり、技術を実装する際にも大きく関わっていることを理解し、そのなかから自分の将来のキャリア構築に向けて参考になることを見出し、それに対する自らの考えを持つ。
2)実社会でキャリアを積んでいく際には、ルールを大枠で理解することが必要であることを理解し、そのなかから自分の将来のキャリア構築に向けて参考になることを見出し、それに対する自らの考えを持つ。
3)コンプライアンス、倫理、危機管理、SDGsについて理解し、そのなかから自分の将来のキャリア構築に向けて参考になることを見出し、それに対する自らの考えを持つ。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
日本政府や公的機関、民間企業等で豊富な経験を持つ教員等が自らの経験に基づきこれまで業務で携わってきた各種のルール等について講義を行う。
キーワード
ルール、法律、標準(規格)、コンプライアンス、危機管理、知的財産権、倫理、SDGs
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業はZoomによりオンラインで実施する。授業では講師と履修学生の間で双方向性を確保することが重要なので、履修学生はリアルタイムで参加することが原則。
パワーポイントを使用し、実例や図表を多用して理解しやすい講義を行う。また、Zoomの投票機能の活用や質問時間を設けることで履修学生からも積極的な発信を求める。
毎回の授業において課題を課し、レポートの作成・提出を求める。レポートは評価に反映させるとともに、履修生が、将来、自らのキャリアを構築していく上で読み直して参考にできる内容とする。また、提出されたレポートのなかで履修学生が共有すると参考になる内容については、後日、必要に応じて講師のコメントを付けた上でフィードバックを行う。
講師(順不同):
菅生 繁男 (株)AIST Solutions知財法務渉外本部知的財産部(兼務 渉外部)シニアエキスパート
(元日本電気(株)中央研究所チーフパテントオフィサー))
西尾 拓 ライオンケミカル株式会社 鹿島事業所長
小柳 義幸 東京科学大学 国際支援センター 国際コンプライアンス支援室 国際連携推進アドバイザー
和泉 章 東京科学大学 ア ントレプレナーシップ教育機構 キャリア教育実施室 特任教授
若山 浩二 東京科学大学アントレプレナーシップ教育機構 キャリア教育実施室 特任教授
※外部講師の都合により、講義順が入れ替わったり、授業内容が変更になることがある。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション、ルールを勉強する必要性【和泉 章】 | 世の中のルールの概要と事例として家庭用製品の安全に関する法律について理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出すようになる。 |
第2回 | リスク管理と公正な研究・倫理【和泉 章】 | 安全などのリスクを管理するために必要な取り組みや、公正な研究を行うためのルールや倫理について理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。 |
第3回 | 特許法【菅生 繁男】 | 特許法の概要を理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。 |
第4回 | 著作権法、不正競争防止法、商標法 意匠法等【菅生 繁男】 | 著作権法、不正競争防止法、商標法、意匠法などの概要を理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。 |
第5回 | 安全保障貿易管理及びビジネスやアカデミアに関するルールとSDGs【小柳 義幸、若山 浩二】 | 産業界やアカデミアで活躍する際に関連する主要な法律などのルールやSDGsについて理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。 |
第6回 | 企業における安全管理、コンプライアンス、倫理などの実践【西尾 拓】 | 企業における安全管理に関する取り組みを理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。 |
第7回 | 国際標準化と講義のまとめ【和泉 章】 | 国際標準は民間の技術者が自ら作成できることを理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,毎授業について授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
市販教科書は使わない。毎回、講師が用意する講義資料を原則、事前にT2SCHOLAにアップする。
参考書、講義資料等
「もしも世界に法律がなかったら 「六法」の超基本がわかる物語」木山泰嗣著 日本実業出版社 ※
「ビジネス常識としての法律(第3版)」堀龍兒 淵邊善彦著 日経文庫 ※
「法律を読む技術・学ぶ技術」吉田利宏著 ダイヤモンド社 ※
「楽しく学べる「知財」入門」 稲穂健一著 講談社現代新書 ※
「ビジネスパーソンのための法律を変える教科書」別所直哉著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
「理系のための法律入門 第2版 デキる社会人に不可欠な知識と倫理」井野邊 陽著 講談社ブルーバックス ※
「安全四学」向殿政男、北條理恵子、清水尚憲著 日本規格協会 ※
「標準(スタンダード)のすべて」和泉章著 経済産業調査会 ※
「標準化ビジネス大全」江藤学著
「キヤノン特許部隊」丸島儀一著 光文社新書 ※
「戦場の寝業師! JR東日本Suica裏物語」 原田節雄著 Amazon POD books
「伝わるシンプル文章術」飯間 浩明著 ディスカヴァー・トゥエンティワン ※
「東大教授が教える独学勉強法」柳川 範之著 草思社 ※
「入社1年目ビジネスマナーの教科書」金森たかこ プレジデント社
「最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本」石川和男、宮本ゆみ子著 朝日新聞出版 ※
「コンサル1年目が学ぶこと」大石哲之著 ディスカヴァー・トゥエンティワン ※
※の付いた本は、東工大図書館に蔵書があるか、あるいは購入依頼中。
成績評価の方法及び基準
毎回の授業で課題が出されるので、学生はリアルタイムで出席した上でレポートの作成・提出が求められる。提出期限までに提出されたレポートについて、課題に対してどれだけ深く考察され、考察の結果が十分に記述されているかについて各授業同一のウェイトで評価する。
関連する科目
- ENT.C401(LAC.M401) : 修士キャリア構築基礎
- ENT.C413(LAC.M413) : 修士キャリアデザイン演習
- ENT.C511(LAC.M511) : 修士キャリア構築ロールモデル
履修の条件・注意事項
Zoomに接続するデバイス(PC、タブレットなどでなるべく画面が大きい方が望ましい。)が用意でき、アプリの最新版がダウンロードされていることを確認すること。
講義時間中に通信速度が「600kbps/1.2Mbps(上り/下り)」以上でデータ通信使用量を気にしないで使用できるインターネット環境をあらかじめ確保しておくこと。
双方向性講義のため、カメラ、マイクを必ず準備すること。
授業は日本語で行われるので、その内容を理解できる日本語力が必要。
なお、レポートは、日本語でも英語でも可。
その他
この科目に対応するGAは、GA1M である。
アントレプレナーシップ科目(2024年度以降入学生)、キャリア科目(2023年度以前に入学した学生)に関する問い合わせ先:アントレプレナーシップ教育機構(e-mail:info@cee.isct.ac.jp)