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2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

イノベーションの創出

開講元
文系教養科目
担当教員
猪原 健弘 / 長沢 伸也 / 遠藤 薫 / 上田 隆一 / 齊藤 智明 / 入澤 裕介 / 橋上 英宜 / 仲田 知弘
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
水7-8 (W9-324(W933))
クラス
-
科目コード
LAH.A538
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年8月14日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

分野が異なる学会に所属する7人の講師が「イノベーション」に関して1回ずつ授業を担当する。

受講生が専門分野の枠を超えて、「イノベーション」を分野横断的・俯瞰的に捉えられるようになることがこの講義のねらいである。

到達目標

当科目を履修することによって次の能力を修得する。
1)「イノベーション」の捉え方の多様性について述べることができる。
2)多分野における「イノベーション」の類似点と相違点について述べることができる。
3)講義で扱われる「イノベーション」と自身の専門分野における「イノベーション」の間の類似点と相違点を述べることができる。

キーワード

イノベーションの創出のための仕組み・考え方;イノベーションの商品化・社会実装;イノベーションを支える要素技術・基盤技術

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

各回は、原則、講師による講義からなる。回によってはグループワークやグループディスカッションを行う場合がある。
毎回の授業後に2種類のレポートを提出する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

ガイダンス、イノベーションの創出
(横幹連合:横断型基幹科学技術研究団体連合)

シラバス、ガイダンス、講義、教科書に基づいて、イノベーションの捉え方の多様性について述べる。

第2回

ポスト・ヒューマン社会課題解決のための社会情報学とイノベーション
(社会情報学会)

講義と自身の専門分野における「イノベーション」の類似点・相違点を述べる。

第3回

ロボット、自動車の自動運転研究におけるコンテストと実験会の役割
(日本ロボット学会)

講義と自身の専門分野における「イノベーション」の類似点・相違点を述べる。

第4回

自動車のイノベーションと社会的受容性
(日本信頼性学会)

講義と自身の専門分野における「イノベーション」の類似点・相違点を述べる。

第5回

京都「信三郎帆布」に見る“こだわりのものづくり”の経験価値創造と商品イノベーション
(商品開発・管理学会)

講義と自身の専門分野における「イノベーション」の類似点・相違点を述べる。

第6回

通勤カープールの実現に向けたスケジューリング分野のイノベーション
(スケジューリング学会)

講義と自身の専門分野における「イノベーション」の類似点・相違点を述べる。

第7回

データサイエンスに基づく生産システムのイノベーション
(システム制御情報学会)

講義と自身の専門分野における「イノベーション」の類似点・相違点を述べる。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

『イノベーションの創出―仕組み、社会実装、技術』(横幹〈知の挑戦〉シリーズ)、編著者:長沢 伸也、著者:林 聖子、遠藤 薫、上田 隆一、小澤 真紀子、入澤 裕介、齊藤 智明、繁野 麻衣子、橋上 英宜、中嶋 良介、仲田 知弘、鈴木 研悟、晃洋書房、2024年12月20日、198ページ(ISBN-10 ‏ : ‎ 4771038805、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4771038806)

参考書、講義資料等

講義資料はScience Tokyo LMSを通じて提供する。

成績評価の方法及び基準

毎回の授業後に提出する2種類の課題に基づいて評価を行う。

毎回の提出物は、
①その回の授業で学んだことを簡潔にまとめた「サマリーレポート」(締切は各授業の翌日、7回分で評価全体の50%)と、
②その回の授業における「イノベーション」と自身の専門分野における「イノベーション」の類似点・相違点について作成する和文800文字程度(または英文320語程度)の「課題レポート」(締切は各授業の翌週の月曜日、7回分で評価全体の50%)
で構成される。

欠席理由に関わらず、欠席した日の代替措置はない。
欠席した日の授業内容については、Science Tokyo LMSにアップロードされる資料で確認すること。

関連する科目

  • LAH.S406 : 文系エッセンス6:経営システムデザイン
  • LAH.S415 : 文系エッセンス15:科学技術社会論・科学技術政策
  • LAH.S433 : 文系エッセンス37:科学史
  • LAH.S443 : 文系エッセンス51:未来社会論
  • LAH.S449 : 文系エッセンス58:物理科学史
  • LAH.S510 : 文系エッセンス45:シミュレーション社会科学

履修の条件・注意事項

イノベーションへの興味があることが望ましい。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

猪原健弘(いのはらたけひろ)教授、inostaff[at]shs.ens.isct.ac.jp

問合せをする際に、メールの件名には科⽬名「イノベーションの創出」、メールの本⽂には学籍番号と⽒名を⼊れてください。

オフィスアワー

電子メールでアポイントメントを取ること。