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2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

防災とメディア・コミュニケーション

開講元
文系教養科目
担当教員
福田 寛之
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
クラス
-
科目コード
LAH.A537
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年3月19日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では、気象防災を中心に災害情報のメディア・コミュニケーションについて学ぶ。防災気象情報の成り立ちや特徴、現在取り組んでいる課題を最新の議論に基づき理解するとともに、マスコミュニケーション理論やメディア・スタディーズをもとに防災情報を読み解いていく。
本講義のねらいは、防災情報のメディア・コミュニケーションについての理解を深めることを通して、メディアの持つ影響力とその限界や、科学者とメディアの関係、「安全」を訴求するコミュニケーションに関する基礎知識を身につけることにある。講義は3つのパートに分かれる。はじめに防災情報を読み解く上で必要な気象に関する知識を把握し、日本の気象防災情報の現状と課題、目指すところを知る。続いてマス・コミュニケーション論やメディア・スタディーズの知見のうち、防災情報と関わる理論や考え方を理解する。最後に、メディア・コミュニケーションの視点から具体的な防災情報を読み解いていく。

到達目標

(1) 日本の防災情報の最新の現状と課題を把握し、論点を理解できるようになる
(2) メディア・コミュニケーション理論の視点から防災情報を読み解けるようになる。
(3) 批判的に防災情報やメディアの情報を考察し、送り手や受け手の立場から「安全」を訴求するコミュニケーションをどのように構築していくか議論できるようになる。

実務経験のある教員等による授業科目等

実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)

NHK(日本放送協会)で気象解説業務に従事(最新の気象防災情報とメディアコミュニケーション)

キーワード

防災、避難、気象、マス・メディア、コミュニケーション

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

プリント配布やスライドを用いた講義形式。また、講義内容に関連し少人数によるグループ・ディスカッションを行うこともある。第4回の授業後に、それまで学んだことを簡潔にまとめた小レポートを提出する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 講義の概要とイントロダクション 防災情報とメディアに関連する学問領域と対象、目的等を把握し、災害情報とメディアコミュニケーションの基礎概念を知る
第2回 日本の防災気象情報 日本の防災気象情報の成り立ちと現状を把握し、今後の課題を議論できるようになる
第3回 災害情報とメディアの役割 避難行動に関する理論と住民が避難行動を起こす際の現実的な課題を理解する(授業の最後に小レポート課題を出します)。
第4回 避難の理論と住民の避難行動 避難行動に関する理論と住民が避難行動を起こす際の現実的な課題を理解する
第5回 防災・避難情報をいかに伝えるか 防災情報を伝えるシステムや内容や表現について課題や対策を知る
第6回 災害とメディア事例研究1 これまでの講義で学んできたことをもとに、具体的な事例に即しながらメディア特性に合わせた効果的なリスクメッセージの設計や防災情報システムの構築に関して考察する
第7回 災害とメディア事例研究2 これまでの講義で学んできたことをもとに、具体的な事例に即しながら情報の受け手の立場から、具体的な事例に即しながら災害時の効果的な避難と課題について考察する

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特に使用しない

参考書、講義資料等

講義資料は毎回配布します。
参考書
中村功『災害情報と避難』晃洋書房, 2021

成績評価の方法及び基準

小レポート(50%)、期末レポート(50%)

関連する科目

  • なし

履修の条件・注意事項

履修に条件は設けない

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

fkd.hook[at]gmail.com

オフィスアワー

メールにて事前に問い合わせをお願いします

その他

この科目は、修士課程500番台の文系教養科目です。
東京科学大学理工学系では、学士から博士後期課程まで継続的に教養科目を履修する「くさび型教育」を実践しています。番台順に履修することが推奨されており、修士課程入学直後の学期(4月入学者であれば1・2Q、9月または10月入学者であれば3・4Q)に履修申告できる文系教養科目は400番台のみです。500番台文系教養科目は、入学半年してから(4月入学者であれば入学した年の3・4Qから、9月または10月入学者であれば入学した翌年の1・2Qから)履修可能となります。