2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
教養特論:ジェンダー・セクシュアリティと文化批評
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 羽生 有希
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 (M-356(H132)) / 金7-8 (M-356(H132))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H318
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
この講義では、フェミニスト/クィア・スタディーズにおける基本的な概念やトピック、議論を概観する。この際、とりわけインターセクショナルな分析の重要性に焦点をあてる。
そうすることで、ジェンダーやセクシュアリティが私たちの生活にいかに密接に関わるかを理解し、フェミニスト/クィア・スタディーズの視座から文化的事象を分析できるようにする。
到達目標
・フェミニスト/クィア・スタディーズにおける基本的な概念やトピックを理解し、現代文化を批判的に分析する
・社会規範に対する批判的なスタンスを身に付ける
・広義の社会的正義にコミットする土台を作る
キーワード
フェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティ、クィア理論、文化
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義形式を基本とし、必要に応じてディスカッションを行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション | 本講義の概略を理解し、講義の中で用いられる基本的な用語について知る。 |
第2回 | フェミニズム運動と女性学 | フェミニズム運動と女性学の歴史を大まかに理解する。 |
第3回 | クィアはどこから来たのか(運動史) | 合衆国の運動史の面からクィアという用語を理解する。 |
第4回 | クィアはどこから来たのか(概念) | クィア理論が提唱された当時の学術的議論を参考に、クィアという用語を再考する。 |
第5回 | 初期クィア理論1(バトラー) | 初期のクィア理論の論客の一人である、J・バトラーの議論を理解する。 |
第6回 | 初期クィア理論2(セジウィック) | 初期のクィア理論の論客の一人である、E・セジウィックの議論を紹介する。 |
第7回 | 初期クィア理論への批判1(人種と階級) | 初期のクィア理論に向けられた内在的批判のうち、人種と階級に意識的なものの重要性を理解する。 |
第8回 | 初期クィア理論への批判2(ジェンダーとトランスジェンダー) | 初期のクィア理論に向けられた内在的批判のうち、ジェンダーの差異とトランスジェンダーの経験に意識的なものの重要性を理解する。 |
第9回 | 映画上映:『怒りを力に』 | AIDS危機の時代の社会運動を扱うドキュメンタリー映画を視聴し、社会運動の意義について考える |
第10回 | 新自由主義批判としてのクィア・スタディーズ(同性婚) | クィア・スタディーズが新自由主義批判にいかに貢献するのか、同性婚というトピックに注目しながら考える。 |
第11回 | 新自由主義批判としてのクィア・スタディーズ(ホモナショナリズム批判) | クィア・スタディーズが新自由主義批判にいかに貢献するのか、ナショナリズムの問題に注目しながら考える。 |
第12回 | 障害学とクィア・スタディーズ | 障害学とクィア・スタディーズがどのように重なり、どのようにずれるのか、前回までの新自由主義批判も参照しつつ考察する。 |
第13回 | 強制的性愛への批判:アセクシュアルの視点から | (ア)セクシュアリティがいかにジェンダーや障害と交差し、社会的規範を形作っているか、アセクシュアルの視点から理解する |
第14回 | まとめ | 講義を振り返ったうえで、講義内で示してきたトピックのうち受講者の関心の高いものについて、ディスカッションを行う。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定なし
参考書、講義資料等
奥田暁子、秋山洋子、支倉寿子(編著)『概説フェミニズム思想史』、ミネルヴァ書房、2003年
清水晶子『フェミニズムってなんですか?』、文藝春秋、2022年
新ヶ江章友『クィア・アクティビズム:はじめて学ぶ〈クィア・スタディーズ〉のために』、花伝社、2022年
パトリシア・ヒル・コリンズ、スルマ・ビルゲ『インターセクショナリティ』、小原理乃訳、下地ローレンス吉孝監訳、2021年
森山至貴『LGBTを読みとく:クィア・スタディーズ入門』、筑摩書房、2017年
成績評価の方法及び基準
議論への積極的参与 15%
コメント 15%
ジャーナル 30%
ターム・ペーパー 40%
・事前連絡なく5回以上欠席した場合、単位を与えません。
・ジャーナルの付け方は初回に説明します。
・上述の「到達目標」をどの程度達成できているかどうかによって成績評価を行う
関連する科目
- なし
履修の条件・注意事項
特になし