2025年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
政治学A
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 中島 岳志
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - クラス
- -
- 科目コード
- LAH.S103
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義は現代日本におけるナショナリズム問題について考察する。まずナショナリズム論の最前線の議論を講義し、その後、具体的な現象について映像・音楽・マンガなどを使用しながら解説する。ポイントは「不安型ナショナリズム」。社会が流動化し、安定的な社会基盤が失われる中、なぜナショナリズムが歪な形で勃興するのかを考える。さらに「不安型ナショナリズム」現象と連動するセカイ系アニメの分析などを通じて、現代の不安の性質を内在的に理解し、その政治的解決法を考察する。
本講義のねらいは3つある。一つはナショナリズムについての基礎知識を身につけること。二つ目はナショナリズム勃興の背景となる現代社会の特徴を把握すること。三つ目はその解決方法を政治学的に考えること。その過程で、受講生自身が「いかに生きるのか」という問いを深めることを期待する。
到達目標
本講義を履修することによって以下のような能力を習得する。①ナショナリズムについて、その特徴と歴史的経緯を的確に説明することができる。②現代社会の特徴を的確に捉え、課題解決のための能力を身につけることができる。③身近な現象が学問の対象となることを実感できる。④自己の問いと出会い、その問いと向き合う方法を身につけることができる。
キーワード
不安、ナショナリズム、愛国、スピリチュアル、ヒップホップ、セカイ系、エヴァンゲリオン
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
すべて講義形式で行う。T2SCHOLAにおいてレジュメを配布し、適宜、映像や音楽などを素材として使用する。予習よりも授業後の復習を重視する。自己の問題関心との出会いこそが学問の入り口である。講義の中で関心をもったこと、気になったことがあれば、授業終了後に関係する書籍・映画・音楽などに直接当たり、考察を深めてほしい。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 授業ガイダンス、イントロ | 現代社会の問題を把握する |
第2回 | ナショナリズム論 | ナショナリズム論の基礎を身につける |
第3回 | 現代日本の不安型ナショナリズム-小林よしのり『戦争論』はなぜベストセラーとなったのか | 90年代の社会的変化とナショナリズム興隆の関係を理解する |
第4回 | 大きな物語、小さな自分-映画「新しい神様」と雨宮処凛の90年代 | 現代社会の不安とナショナリズムの関係を説明できるようになる |
第5回 | スピリチュアルブームとナショナリズム-窪塚洋介論 | ヒップホップやスピリチュアルブームがナショナリズムと連動する現象を理解する |
第6回 | エヴァンゲリオンとセカイ系-人類補完計画という夢 | セカイ系アニメが描く世界観の特徴を把握する |
第7回 | 不安型ナショナリズムのゆくえ | 今後の課題について、政治学的なアプローチを身につける |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特にない。講義の中で適宜、資料を配布する。映像・音楽なども授業の中で鑑賞する。
参考書、講義資料等
特にない。
成績評価の方法及び基準
第5回目終了時に提出する中間レポートと、学期末に提出する最終レポートによって評価する。
関連する科目
- LAH.S203 : 政治学B
- LAH.S304 : 政治学C
履修の条件・注意事項
事前に身につけているべき知識はない