2025年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース
政治・法律・行政分野方法論S1B
- 開講元
- 社会・人間科学コース
- 担当教員
- 中島 岳志
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木5-6
- クラス
- -
- 科目コード
- SHS.P464
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
私は90年代から2000年代にかけて、合計3年間、インドでフィールドワークをしてきました。対象はRSS(民族奉仕団)という団体で、「ヒンドゥー・ナショナリズム」「ヒンドゥー原理主義」と言われる政治・文化・宗教運動を牽引しています。現在のインドは、RSSが下部組織として下支えするBJP(インド人民党)が政権与党を担っており、首相のナーレンドラ・モーディーもRSSと深いかかわりのある人物です。私はなぜ経済成長が著しい現代インドで、宗教右派の政治運動が拡大するかを調査し、研究してきました。この授業では、私自身のインドでのフィールドワーク体験を踏まえ、文化人類学・政治学・現代思想が探求してきた主体論や他者表象の問題を、理論と実践の両面からお話ししたいと思います。
到達目標
フィールドワークという研究手法について、その基本的特徴・技法を理解する。他者表象の問題について、理解する。
キーワード
日常的実践、エージェンシー、抵抗、まなざし、サバルタン、オリエンタリズム
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
基本的に教員(中島)がレクチャーを行い、そのあと参加者でディスカッションを行います。レジュメ(もしくはスライド資料)を準備し、事前にお送りします。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 授業オリエンテーション | 授業の進め方を理解する |
第2回 | エージェンシー・日常的実践・抵抗 | 行為主体性について理解する |
第3回 | まなざしと主体のポリティクス-観光人類学の視点から | 他者のまなざしが、いかに文化の変容を促すかについて理解する。 |
第4回 | 政治と主体-デリーのスラムの事例から | フィールドワークの事例を学ぶ |
第5回 | 弱者の表象-サバルタン・スタディーズ | サバルタン(抑圧されたもの)の表象について考える |
第6回 | 文化・伝統の表象-オリエンタリズム論 | エドワード・サイード「オリエンタリズム論」を理解する |
第7回 | まとめ | これまでの授業で学んだことを振り返る |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
なし
成績評価の方法及び基準
毎回のコメント(30%)と期末レポート(70%)
関連する科目
- 政治・法律・行政分野特論S1A
- 政治・法律・行政分野特論S1B
- 政治・法律・行政分野特論F1A
- 政治・法律・行政分野特論F1B
履修の条件・注意事項
なし