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2025年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース

認知・数理・情報分野特論F1A

開講元
社会・人間科学コース
担当教員
山元 啓史 / 榎原 実香
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
クラス
-
科目コード
SHS.M443
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年3月19日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義の主題は「言語変化」である。
研究アプローチは数理言語学である。
古代語の再構築を考える上で、考慮しなければならない研究手法について議論する。
言語の通時的変化の基本構造をデータ、実験、処理の3要素から整理する。
ディスカッション、グループワーク、講義、演習を通じて取り扱う。
言語変化を「仮説設定」「実証方法」「分布」「推定」「再現」「モデリング」の視点から議論する。
現代語における文化のあり方から、古代語の再現の可能性について、仮説を立てて、実証する方法論について考える。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)言語学の基本的な論文を読むことができる。
2)言語学のよい論文、読むべき論文を自分で探すことができる。
3)言語のモデル手法を1つは使うことができる。
4)言語の基本単位を計算処理し、考察することができる。

キーワード

言語学、言語心理学、心理学実験、数理分析、モデリング、実験計画、統計処理、言語処理

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

7回の授業でたった1本の論文を読むが、それぞれのセクションで非常に重要なことが含まれている。
タイトル、見出し、図表、図表のキャプション、文献、イントロダクション、コンクルージョン、方法、結果、考察のそれぞれの読み方。
図表から読み取る情報から全体を想像する。
文献の一つ一つのタイトルを読み、どんな領域なのかを想像する。
イントロダクションに書かれた目的を読み取り、言語学のどの領域に関するものなのかを推測する。
言語学の文法、語彙、音声、方言、言語変化、他、いずれの領域が出てもよいように基礎的な内容を概観する。
音声学・音韻論に関する内容を取り上げ、対照言語学について考える。
コンクルージョンに書かれた内容は、目的をどの程度達成できたのかを読み取る。
方法に書かれた手順を再現してみる。
結果に書かれた統計手法を吟味し、適切な使い方であるかどうかを検討する。
考察に書かれた内容はいくつからなるか、何について述べているかを他の文献を探しながら考える。
それぞれの演習をディスカッション・ペーパーにしたがって準備する。
最終的レポートとして、自分の探してきた良い論文を紹介する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 課題論文と授業の進め方。論文の読み方。 テーマに似た論文を探せ。
第2回 言語学の各論と概要。 文献のタイトルを読み、どんな論文か想像せよ。
第3回 音声学と音韻論、対照言語学。 母音・子音の音韻的特徴を述べよ。
第4回 言語分析方法論 言語分析の方法論の種類を述べよ。
第5回 言語統計解析演習 言語学で使われる統計手法を使って練習問題を作れ。
第6回 言語統計解析演習 自分の探してきた良い論文を紹介せよ。
第7回 考察の記述と言語研究の意義 最終レポートの書き方 考察の記述を読み、言語研究の意義について答えよ。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

The Study of Language 6th Edition Author: George Yule, University of Hawaii, Manoa ISBN: 9781316606759

参考書、講義資料等

講義資料はT2SCHOLAか授業中の配布により与える。

成績評価の方法及び基準

成績評価は、毎回の授業で提出する「サマリー・レポート」(合計50%)と期末試験(50%)に基づいて行う。
各回の課題、最終レポートが不十分な場合は合格できないこともある。

関連する科目

  • SHS.M442 : 認知・数理・情報分野特論S1B
  • SHS.M444 : 認知・数理・情報分野特論F1B
  • SHS.M461 : 認知・数理・情報分野方法論S1
  • SHS.L411 : 社会・人間科学多分野分析統合演習S1A
  • SHS.L412 : 社会・人間科学多分野分析統合演習S1B

履修の条件・注意事項

言語学・応用言語学の基礎を履修済み、もしくは、同等の知識があることが望ましい。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

山元啓史(やまもとひろふみ)、yamamoto.h.al[at]m.titech.ac.jp
榎原実香(えばらみか)、ebara[at]ila.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。担当教員の居室は西1号館2階207号室。

その他

授業は英語で行われる。
受講者は英語ですべて発表・発言することが求められる。