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2025年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 融合理工学系 地球環境共創コース

科学とアート融合技術論

開講元
地球環境共創コース
担当教員
野原 佳代子 / SALANI GIORGIO
授業形態
講義/演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火5-6 (S3-206(S323))
クラス
-
科目コード
GEG.S414
単位数
0.50.50
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年9月2日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

研究、教育、産業界を問わず、現代の複雑な問題に取り組むうえで異なる専門知識を結集させる「超学際性」の必要性が認識されつつあります。創造性、批判性、想像力は、多様な分野をつなぎポジティブな未来を築くのに不可欠なスキルです。この授業では、科学、アートを含む多様な思考方法を学びながらグループでコミュニケーションを取り、「ハイブリッド・イノベーションプラクティス」と呼ぶPBLを体験します。異言語、異文化、異分野を持つ学生たちと、多様な日本企業からのゲストメンバーたちがグループを形成して議論し、アイデア創生とプロトタイピングを体験します。

到達目標

1 STEAM(科学・技術・工学・数学にアートを統合した学び)の考え方を含め、ビジネスイノベーションとクリエイティビティの主要概念を理解する力を身につける。
2 クリエイティブな演習やプロジェクトを通じて、観察力・発想力・コミュニケーション力を発揮する力を身につける。
3 超学際的(トランスディシプリナリー)な思考様式を課題発見と解決に活用する力を身につける。
4 観察力を発揮し、文章や視覚表現による記録を用いて内省する力を身につける。
5 異なる分野・文化・年齢の企業社員とともに、不確実かつリアルな文脈の中で、イノベーションに向かってチームワーク力、共感力、批判的思考力、レジリエンスを発揮する力を身につける。
6 スペキュラティブな演習(アート思考、デザイン思考、スペキュラティブ・デザインなど)において、イノベーション戦略やツールを応用する力を身につける。

実務経験のある教員等による授業科目等

実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)

サラニ先生はエンジニアリングコンサルタントのキャリア体験を持つ研究者であり、その知見を活かして野原先生と協力し産学協働のプロジェクト体験を提供します。

キーワード

超学際、STEAM, 科学とアート、異文化横断、創造的思考、批判的、実験的システム、社会、産学連携、アート思考、デザイン思考

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)
  • とくに問い直す思考と問題発見スキル、実践力と問題解決力

授業の進め方

対面、5–6限、13:30–15:10。第1、3、5、7回は学生のみ、第2、4、6回の授業では、多様な業種の日本企業社員とともに「ハイブリッドイノベーション・プラクティス」に参加します。講義やディスカッション、小演習を組み合わせ、超学際的(トランスディシプリナリー)な働き方に関するスキルと理解を養います。みなさんの積極的な参加を重視したアクティブラーニング形式で行います。。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

コース紹介とテーマ設定
- 用語の紹介、例示、専門分野のプール、ショートエクササイズ

アートとサイエンスの融合、それらが研究や文化、イノベーションに現れるまでの手法を理解する。

第2回

HI プラクティス アート&サイエンスにおけるマテリアル思考、視覚化と抽象化の実践的ワークショップ

アートと科学から手法を学び、アイデアを創出し伝えるツールを身に着ける

第3回

HIプラクティス振り返り 講義とエクササイズ(デザイン哲学・未来クラフト)

超学際アプローチからクリエイティビティとイノベーションにせまる

第4回

HIプラクティス センシング技術

アートと科学の専門知から学ぶ

第5回

HIプラクティス振り返り 理論と実践の交差

超学際アプトローチからクリエイティビティとイノベーションにせまる

第6回

HIプラクティス振り返り 科学からアートへの変換作業

アートと科学からコミュニケーション手法を学ぶ

第7回

振り返り、グループワーク議論と個人別アサインメントからの学び

アイデアを明確に伝え、グループ討論に効果的に参加する力を身につける

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、 予習と復習(課題含む)を概ね100分を目安に取り組んで欲しい。

教科書

参考書、講義資料等

プレゼン資料の他、セッション中にオンラインで資料が(主要なアート/サイエンスまたはSTEAMリソース)を提供します。

成績評価の方法及び基準

積極的なグループディスカッションへの貢献 (40%)、ビデオドキュメントの提出 (30%)、ミニレポート提出 (30%)

関連する科目

  • TSE.C317 : 融合技術論
  • ENT.G354(LAW.X314) : メディア編集デザイニング

履修の条件・注意事項

英語でコミュニケーションがとれること。

その他

10月14、21、28日、11月4、11,18,25日 5/6限 13:30-15:10