2025年度 (最新) 学院等開講科目 情報理工学院 情報工学系 情報工学コース
空間拡張現実感
- 開講元
- 情報工学コース
- 担当教員
- 宮藤 詩緒
- 授業形態
- 講義 (ハイフレックス型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (M-134) / 木3-4 (M-134)
- クラス
- -
- 科目コード
- CSC.T529
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年10月2日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では空間拡張現実感(Spatial Augmented Reality)技術について学びます.デジタルカラーの基礎理論や,カメラおよびプロジェクタの幾何パラメータのキャリブレーション方法等を扱い,物理空間とデジタル空間を高精度に結びつける技術への理解を深めます.さらに,動的投影対象へのリルタイム投影を実現するダイナミックプロジェクションマッピング(DPM)や,映像や空間内への情報埋め込みといった応用手法についてとりあげ,空間に溶け込むインタラクティブな表現手法やその応用について議論していきます.
到達目標
空間拡張現実の基礎理論を理解し,その実装計画を行うことができる.また,多様な分野への応用展開する力を身につける.
キーワード
拡張現実間(AR),コンピュータビジョン,インタラクション
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
毎回の講義およびプロジェクト課題の実装・レポートを課す.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション |
SARの歴史について理解する |
第2回 | 光学基礎(1) |
デジタル画像・カラーについて理解する |
第3回 | 光学基礎(2) |
プロジェクタ・カメラの基礎について理解する |
第4回 | 光学基礎(3) |
デジタル画像処理を実践する |
第5回 | 幾何学基礎(1) |
プロジェクタ・カメラのキャリブレーションについて理解する |
第6回 | 幾何学基礎(2) |
プロジェクタ・カメラのキャリブレーションについて理解する |
第7回 | 幾何学基礎(3) |
プロジェクタ・カメラのキャリブレーションを実践する |
第8回 | プロジェクションマッピング(1) |
動的プロジェクションや変形面への応用方法を理解する |
第9回 | プロジェクションマッピング(2) |
光学的補正について理解する |
第10回 | SAR 応用(1) |
Learn application examples such as information embedding using optical properties |
第11回 | SAR 応用(2) |
スポーツ・医療・アートへの応用例を知る |
第12回 | SAR 先端技術(1) |
AI 技術を用いたSAR 技術応用について知る |
第13回 | SAR 先端技術(2) |
SAR 技術のインタラクション応用について知る |
第14回 | 期末発表会 |
期末プロジェクト発表を行う |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特になし. 講義スライドを配布.
参考書、講義資料等
Spatial Augmented Reality: Merging Real and Virtual Worlds, Raskar & Bimber, 2005
AR の教科書,Dieter Schmalstieg, Tobias Hollerer (翻訳者) 池田聖, 酒田信親, 山本豪志
朗, 他, マイナビ出版(日本語版)
成績評価の方法及び基準
中間課題(50%)・期末プロジェクト発表とレポート(50%)により評価する.
関連する科目
- CSC.T421 : ヒューマンコンピュータインタラクション
履修の条件・注意事項
実装課題は各自のパソコン環境で行う.
十分な性能・ストレージを備えた PC を準備すること.