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2025年度 (最新) 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース

分子創成要論第二

開講元
応用化学コース
担当教員
稲木 信介 / 岡本 敏宏 / 冨田 育義 / 福島 孝典 / 吉沢 道人 / 澤田 知久 / 庄子 良晃 / 中薗 和子 / 伊藤 繁和
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
金7-8 (M-123(H111))
クラス
-
科目コード
CAP.T412
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年9月12日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

有機分子や高分子の自在な合成・反応・機能を追求する分子創成化学に関連する最先端研究に触れる機会を提供する。また、同分野を俯瞰する観点と知識を与えることも目的とする。

到達目標

1)有機分子や高分子の合成・反応・機能に関する基礎的な事項を理解し、説明できる。
2)最先端の分子創成化学のトピックを、基礎知識に基づいて理解し、説明できる。

キーワード

自己集合、有機半導体、電解合成、インターロック分子、材料設計

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

対面で実施。毎回、その日の講義内容に関する小課題に取り組む。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

10月3日 自己集合を使って分子の結び目を作る

自己集合を使った分子の結び目の合成の概略を説明できる。

第2回

10月10日 芳香環カプセル −水中で使える便利な分子道具−

芳香環カプセルの概略を説明できる。

第3回

10月17日 高性能有機半導体の分子技術

高性能有機半導体材料のデザインと合成の概略を説明できる。

第4回

10月24日 合成を電化する ~有機合成から機能性高分子創製まで~

合成の電化(電解合成)の概略を説明できる。

第5回

10月31日 精密自己集合による有機機能材料の設計

精密自己集合による有機機能材料の設計について概略を説明できる。

第6回

11月14日 インターロック分子の化学

インターロック分子の化学の概略を説明できる。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

必要に応じて講義中に配布する(またはT2SCHOLAへアップロードする)。

成績評価の方法及び基準

毎回の講義中に実施する課題により、先端研究の理解度に応じて総合的に評価する。

関連する科目

  • CAP.T411 : 分子創成要論第一
  • CAP.N305 : 機器分析A(表面・X線・電気等)
  • CAP.I423 : 有機材料化学特論
  • CAP.I426 : 高分子科学概論
  • CAP.I427 : 高分子化学概論
  • CAP.I439 : 有機金属触媒化学特論
  • ESI.H415 : 有機電気化学特論

履修の条件・注意事項

学部レベルの化学に関する知識を有していることが必要である。さらに深く学ぶために関連する各科目を履修することを期待する。なお、本講義は学部生による大学院科目の先取り履修には対応していない。