2025年度 (最新) 学院等開講科目物質理工学院材料系材料コース

微粒子科学特論

シラバス

微粒子のサイズによる量子効果，微粒子の形状による特異な物性を理解する。また、微粒子を用いた環境・エネルギー分野への応用、特に、光エネルギー変換や電気化学分野の最前線を理解する。更に、微粒子にまつわる特許の事例を勉強し、履修者自らが強い特許明細書を書けるよう指導する。

微粒子の物性や特性について，量子サイズ効果等の量子力学・固体物理学の視点で理解する．微粒子技術の環境・エネルギー分野での応用例（光触媒など）も理解する。更に将来の技術者リーダーとして必要な素養の一つである強い特許明細書の書き方を習得する。

微粒子、量子ドット、ナノチューブ、ナノシート、環境、エネルギー、特許

対面型講義とZOOMを用いたライブ型講義を併用したブレンド型で開催する。ZOOM開講の場合、直接的指導となるよう、双方向の質問時間やクイズなどで教員と学生間のコミュニケーションをはかる。

	授業計画	課題
第1回	微粒子の形状と物性 1　「半導体量子ドット」	固体物理をベースに半導体量子ドットの特性について解説する。
第2回	微粒子の形状と物性 2 「プラズモン、ナノカーボン」	プラズモン材料、ナノカーボン材料（C60, CNT, Graphene）について解説する。
第3回	微粒子の形状と物性 3　「酸化物ナノチューブ」	酸化物ナノチューブの特徴や応用について解説する。
第4回	微粒子に関する特許と技術開発	微粒子に関連する特許と技術開発について解説する。強い特許明細書の書き方について解説する。
第5回	課題発表会説明	課題発表会に関する説明をおこなう。割り当て、スケジュールを決める。
第6回	課題演習口頭発表 1	課題に対して履修生が口頭発表する。
第7回	課題演習口頭発表 2	課題に対して履修生が口頭発表する。
第8回	課題演習口頭発表 3	課題に対して履修生が口頭発表する。

学修効果を上げるため，教科書や配布資料等の該当箇所を参照し，授業内容に関する予習と復習（課題含む）をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

授業中にテキストを配布ないしWebにテキストをアップロードする

配布資料に記載する

課題発表会の内容で評価する．期末試験は実施しない．

特に条件は設けないが、関連の分野の授業を事前に履修していることが望ましい。