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2025年度 (最新) 学院等開講科目 物質理工学院 材料系 材料コース

ソフトマテリアル機能物理

開講元
材料コース
担当教員
早水 裕平
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
クラス
-
科目コード
MAT.P404
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年7月1日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義は学際的分野であるソフトマテリアルとナノエレクトロニクスの融合から生じる新たな研究分野についての理解を目指す。近年のナノテクノロジーの進歩により、バイオセンシングやバイオイメージングなどのバイオエレクトロニクス分野でナノ材料の使用が広く研究されている。この分野においてはナノ材料と有機分子が形成する界面がその機能を生み出す鍵となる。本講義では、バイオ応用のためのナノテクノロジーの最近の進歩に関する知識の修得を目指す。特に、ナノ材料の物理的性質の基礎とバイオセンシングへの応用について学修する。

到達目標

本講義の目標は、ナノスケールの有機材料物理を理解し、それらがどのようにバイオナノテクノロジーに利用されうるかについての知識の習得である。まずナノテクノロジーの概要について説明をしたのち、ナノ材料と有機材料を用いたセンシング工学とその物理について学習する。講義の最後では、バイオ材料とナノ材料によって形成される界面の制御技術の重要性について議論する。

キーワード

ナノ材料、バイオ材料、バイオセンシング

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

授業に先立ち、バイオセンシングに関連する最近の学術論文を各学生に選択してもらい、その内容について検討する。そこから、各自議論を行い、センシングのメカニズムや使われている材料などについて理解を進める。これを出発点として講義を進める。進捗に合わせて2回ほどレポート問題を出題する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 ナノテクノロジーとバ最近のバイオナノテクノロジーについての紹介 最近の論文を調べてまとめたレポートを作成
第2回 ナノ材料を用いたセンシングの概要
第3回 センシングの原理
第4回 各種のセンシング技術
第5回 低次元ナノ材料の物理化学(グラフェン系)
第6回 低次元ナノ材料の物理化学(MoS2系など)
第7回 生物学とエレクトロニクスの世界の界面 レポート

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)を行うこと。

教科書

配布資料

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の方法及び基準

レポートと発表による

関連する科目

  • N/A

履修の条件・注意事項

学部レベルの物理化学の知識