2025年度 (最新) 学院等開講科目 工学院 電気電子系 電気電子コース
イメージングシステム特論
- 開講元
- 電気電子コース
- 担当教員
- 青木 貴嗣
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金3-4 (G1-110(G113))
- クラス
- -
- 科目コード
- EEE.D521
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年10月7日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、画像情報の入力、変換、表示、保存をはじめとする様々な画像情報技術において、銀塩写真やデジタルカメラなどのイメージングシステムを題材に取り上げる。これら画像情報技術を形成する材料や電子デバイスから画像情報化するためのシステム、さらにはその応用までを紹介し、イメージングシステム全体について解説をする。
電子化された情報を基盤とする現代社会において、画像情報の入力、保存、出力においてもちいられている材料、デバイスさらにその画像化に至るシステムは重要な役割を果たしている。本講義では、画像情報を取り扱う銀塩写真やデジタルカメラの開発例を挙げてイメージン用の材料や電子デバイスの基礎から解説し、画像情報化までのシステムを修得することを目標とする。イメージング材料(EEE.D421)と合わせて講義を取るのが望ましい。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する
1)高度な機能をもつ画像情報材料を理解し説明できる
2)イメージングデバイスの動作原理を理解し説明できる
3)画像化を実現するイメージングシステムを理解し説明できる
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
本講義は,写真フィルムメーカーでイメージングデバイスからシステムの研究開発の実務経験を持つ教育担当教員がその実務経験を活かし,現代のイメージングシステムを扱う上で必須なイメージングデバイスから画像処理,システム化まで説明する。本講義では,最先端のイメージングシステムをイメージングデバイスや画像処理を含めて研究開発できるよう教育を行う。
キーワード
銀塩写真、デジタルカメラ、イメージセンサー、信号処理、撮影光学系
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義とともに、その日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらいます
授業計画・課題
| 授業計画 | 課題 | |
|---|---|---|
| 第1回 | イメージングシステムにおける材料とデバイス |
カメラの基本原理を理解し説明できること |
| 第2回 | カメラの光学系技術 |
撮影用レンズの仕様を理解し説明できること |
| 第3回 | デジタルカメラの撮像素子 |
撮像素子の動作原理を理解し説明できること |
| 第4回 | 信号処理技術 |
信号処理技術を理解し説明できること |
| 第5回 | カラーマネジメントとホワイトバランス技術 |
ホワイトバランスについて理解し説明できること |
| 第6回 | オートフォーカス(AF)技術、オートエクスポージャー(AE)技術 |
AF技術とAE技術を理解し説明できること |
| 第7回 | デジタルカメラの最新技術と応用 |
デジタルイメージングを理解しイメージングの応用について議論できる |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
担当教員が作成した資料を用いる。
参考書、講義資料等
日本写真学会(編集)『写真工学の基礎:銀塩写真編』コロナ社, ISBN-13: 978-4339065916
成績評価の方法及び基準
イメージングシステムに関する理解度、応用力を評価するレポート(70%)と演習(30%)
理解度、応用力を評価するレポートは第7回目の講義中(約30分間)で実施する。
関連する科目
- EEE.D421 : イメージング材料
履修の条件・注意事項
特になし