2025年度 (最新) 学院等開講科目 工学院 経営工学系
環境経済学
- 開講元
- 経営工学系
- 担当教員
- 棟居 洋介 / 増井 利彦 / 金森 有子
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - クラス
- -
- 科目コード
- IEE.B333
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、環境問題を経済学の観点から扱うための、環境経済学の基本的な考え方と分析手法を提示する。地球温暖化、森林破壊、大気汚染などの環境問題は人間の経済活動に起因しており、環境問題を解決していくためには、その発生メカニズムを理解し、有効な対策を導入する必要がある。その対策の立案において、環境経済学の考え方は必須である。授業では、環境問題と環境政策に関しての最近のトピックについても紹介する。地域および地球規模の環境問題に対して、現実にどのような環境政策が適用されているかについて学ぶことにより、環境経済学の考え方についての理解を深めてほしい。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 私たちの生活と環境問題との関わりについて理解し、説明できる。
2) 環境問題が発生する経済メカニズムについて理解し、説明できる。
3) 環境政策としての直接規制と経済的手法の相違について理解し、説明できる。
4) 環境問題に適した政策手段の選択について理解し、説明できる。
5) 環境の価値を貨幣単位で評価する方法について理解し、説明できる。
6) 企業と環境問題との関わりについて理解し、説明できる。
7) 持続可能な発展の視点から地球環境問題とその対応策について理解し、説明できる。
キーワード
循環型社会、地球温暖化問題、外部性、公共財、直接規制、市場の失敗、環境税、補助金、コースの定理、排出量取引、環境の価値、持続可能な発展
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義の前半で,その日の教授内容についての解説を行い、講義の後半では,理解度確認のための演習問題に取り組みます。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 授業ガイダンス | 環境問題と経済学 |
第2回 | 私たちの生活と環境(1) | 経済発展と環境問題、ごみ問題と循環型社会 |
第3回 | 私たちの生活と環境(2) | 地球温暖化問題 |
第4回 | 環境問題発生のメカニズム(1) | 外部性と市場の失敗、共有資源の利用と管理 |
第5回 | 環境問題発生のメカニズム(2) | 公共財とフリーライダー |
第6回 | 環境政策の基礎理論(1) | 直接規制と市場メカニズム、環境税と補助金 |
第7回 | 環境政策の基礎理論(2) | 直接交渉による解決、排出量取引 |
第8回 | 環境政策への応用(1) | 政策手段の選択、廃棄物政策 |
第9回 | 環境政策への応用(2) | パリ協定、京都議定書と地球温暖化政策、温暖化政策の現状と今後の対策 |
第10回 | 環境の価値評価(1) | 環境の価値、顕示選好法 |
第11回 | 環境の価値評価(2) | 表明選好法、費用便益分析 |
第12回 | 企業と環境問題 | 企業の環境対策、企業に求められる社会的責任、企業と環境リスク、生物多様性と生態系 |
第13回 | 地球環境問題と環境経済学(1) | 国際貿易と環境、環境規制と技術進歩 |
第14回 | 地球環境問題と環境経済学(2) | 持続可能な発展、エネルギー経済 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
栗山浩一・馬奈木俊介 『環境経済学をつかむ 第4版』 有斐閣, ISBN 978-4-641-17729-1
参考書、講義資料等
日引聡・有村俊秀 『入門 環境経済学 新版』 中央公論新社, ISBN: 9784121027511
成績評価の方法及び基準
環境経済学の基本的な理論及びそれらの環境問題への適用について,その理解度を評価
配点は,授業で行う理解度確認演習(70%),レポート(30%)
関連する科目
- IEE.B331 : 持続可能社会・経済論
履修の条件・注意事項
履修の条件を設けない。