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2025年度 (最新) 学院等開講科目 工学院 機械系

航空工学概論

開講元
機械系
担当教員
齊藤 卓志 / 原田 正志 / 田頭 剛 / 二宮 哲次郎 / 池田 幸一郎 / 平野 義鎭 / 中北 和之
授業形態
講義 (ブレンド型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木5-6 (I1-256(I121))
クラス
-
科目コード
MEC.M334
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年9月17日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では,航空機開発の基本的な考え方と,そこで用いられている技術について学習します.具体的には,ノズル流れの理論,ジェットエンジンのサイクル性能,圧縮機などの要素技術,航空機の空気力学、航空機力学と姿勢制御,航空機の構造や設計法について学びます.これにより,現在の航空宇宙技術の基礎を理解,修得し.さらに,そこにある課題とそれを解決するための考え方を養います.

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 航空機開発の流れの概要が説明できる.
2) 圧縮性流れの基礎であるノズル流れの理論が理解できる.
3) ジェットエンジンの構造,性能と用いられている技術が理解できる.
4)航空機の空力性能,飛行力学,姿勢制御と用いられている技術が理解できる.
5)航空機の構造、設計法と用いられている技術が理解できる.
6) 将来の航空機の開発における技術課題が理解できる.

キーワード

圧縮性流体、ジェットエンジン,空気力学,航空機力学,姿勢制御,航空機の構造、航空機設計

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)
  • 6. 機械工学の発展的専門学力, 7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力

授業の進め方

毎回の授業において、配布資料を用いて解説します。授業の最後には、その日の講義に関連した演習問題が出題されます。授業の準備として、学生は授業計画を読み、どのようなトピックが取り上げられるかを確認してください。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

航空機開発の流れ

航空機を開発する流れや要求事項ついて理解する

第2回

航空機開発のための風洞試験技術

航空機周りの流れと,風洞試験によって機体に働く力・圧力を計測する手法について理解する

第3回

民間航空機の構造と材料

民間航空機の構造,強度,材料について理解する

第4回

防衛用航空機の設計と製造

防衛用航空機の設計と製造方法について理解する

第5回

航空機設計の基礎知識

翼型と翼理論について理解する

第6回

航空機力学

航空機に働く力と運動方程式について理解する

第7回

ジェットエンジン技術

ジェットエンジンのシステムとサイクル性能を理解する

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね50分を目安に行うこと。

教科書

必要に応じて資料を配布

参考書、講義資料等

講義資料は各講義で配布する。

成績評価の方法及び基準

航空工学技術の基礎知識(開発の流れ,ジェットエンジン,空気力学,航空機力学,航空機の構造,設計など)の理解を評価する。基本的には期末試験で成績を評価する。担当教員によっては,授業で課したレポートで成績評価する場合もある。

関連する科目

  • MEC.E201 : 熱力学(機械)
  • MEC.F201 : 基礎流体力学
  • MEC.F211 : 実在流体力学
  • MEC.C201 : 材料力学
  • MEC.A201 : 工業力学
  • MEC.M231 : 宇宙工学基礎

履修の条件・注意事項

特になし