2025年度 (最新) 学院等開講科目 理学院 地球惑星科学系
宇宙地球化学
- 開講元
- 地球惑星科学系
- 担当教員
- 羽場 麻希子 / 関根 康人 / 横山 哲也
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火5-6 (I3-107(I311)) / 金5-6 (I3-107(I311))
- クラス
- -
- 科目コード
- EPS.A330
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
宇宙地球化学とは、太陽系や地球内部および表層に存在する元素・同位体・化学種の分布・移動などを時空間的に取り扱い、それらを支配する法則や原理を見出す学問分野である。その歴史はわずか100年程度だが、宇宙探査や資源調査などとも深く関連し、近年急速に発展を遂げた重要な分野である。本講義は基礎編と応用編から成り、基礎編(第1回~第7回)では、宇宙地球化学を学習する上で必要となる元素や同位体に関する基礎知識を講義する。応用編(第8回~第14回)では太陽系の惑星や地球から得た様々な天然試料の元素・同位体分析を通じて明らかになってきた太陽系や地球の起源と進化を概説する。
到達目標
本講義の到達目標は、太陽系および地球における物質の起源と進化、およびそのタイムスケールに関する知識を習得することである。元素はそもそもどのようにして生まれたのか、太陽系の天体や地球に見られる元素・同位体の分布はどのような事象の結果であり何を反映しているのかを知り、地球惑星科学の様々な研究分野に結びつけられるようになることを目指す。
キーワード
元素 同位体 隕石 初期太陽系 初期地球 年代学
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
各回の授業内容をよく読み、配付資料や参考書を用いて予習・復習を行うこと。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 元素と同位体 | 元素と同位体の基礎を復習する |
第2回 | 元素の起源 | 元素の合成過程を理解する |
第3回 | 放射壊変 | 放射壊変を理解する |
第4回 | 隕石学 | 隕石の種類、化学組成などを理解する |
第5回 | 年代学 | 様々な年代測定法を理解する |
第6回 | 太陽系形成史 | 太陽系形成の歴史と太陽系を構成する物質の理解 |
第7回 | 安定同位体分別 | 質量に依存する同位体分別を理解する |
第8回 | 微惑星の形成と物質進化 | 原始太陽系における微惑星の形成理論と隕石・小惑星との比較 |
第9回 | 原始惑星と雪線 | 原始太陽系における揮発性物質の凝縮と外側太陽系探査との比較 |
第10回 | 巨大ガス惑星と巨大衝突 | 巨大ガス惑星の形成とそれによって引き起こされる巨大衝突の理解 |
第11回 | 月の形成 | 探査・試料分析に基づいた月の形成史の理解 |
第12回 | マグマオーシャンと大気-海洋の起源 | マグマオーシャンの形成と分化それに伴う大気形成 |
第13回 | 大気ー海洋の進化 | 液体の水を持つ天体上での表層物質進化の理解 |
第14回 | ハビタビリティと太陽系探査 | 火星や氷天体における物質進化と生命生存可能性について |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
T2SCHOLAを通じ、事前に資料を配付する。
参考書、講義資料等
野津憲治 著 『宇宙・地球化学』 朝倉書店、
海老原充 著 『太陽系の化学-地球の成り立ちを理解するために』 裳華房
松田准一・圦本尚義 編 『宇宙・惑星化学』 培風館
成績評価の方法及び基準
太陽系および地球における物質の起源と進化、およびそのタイムスケールに関する理解度を評価する。授業中に課題を発表する。
関連する科目
- LAS.A101 : 宇宙地球科学A
- LAS.A102 : 宇宙地球科学B
履修の条件・注意事項
履修の条件を設けない