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2025年度 (最新) 学院等開講科目 理学院 化学系

有機反応論

開講元
化学系
担当教員
山下 誠
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火3-4 (M-B45(H105)) / 金3-4 (M-B45(H105))
クラス
-
科目コード
CHM.D333
単位数
200
開講時期
2025年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年8月22日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

有機化学反応を理解する上で重要な事項について解説を行う。反応の分類、反応剤の役割、様々な相互作用の種類と性質、溶媒や置換基が反応の速度や選択性に与える影響、反応速度論を用いた反応機構の解析、触媒反応の様式と反応機構、ペリ環状反応と軌道相互作用、などについて学ぶ。最終的には、初見の反応に対して自分なりの理解を与えられる段階までの理解を目指す。

到達目標

有機電子論に基づいて巻矢印を用いた反応機構を正しく描けるようになること
有機化学の反応機構を理解する上で必要な事項について理解すること

キーワード

酸塩基反応・分子間相互作用・置換基の電子効果・軌道相互作用・溶媒効果・反応速度論・同位体効果・触媒・求核種と求電子種・ラジカル反応・ペリ環状反応・有機金属反応

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

配付資料の説明とそれに対する書き込みを中心とする。授業最後に講義内容の理解度を確認する小テストを行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

有機反応の分類と反応機構

授業中に有機反応に関する課題を課すことがある

第2回

分子軌道

授業中に分子軌道に関する課題を課すことがある

第3回

有機反応の熱力学と電子効果

授業中に熱力学と電子効果に関する課題を課すことがある

第4回

有機化学における酸と塩基

授業中に酸と塩基に関する課題を課すことがある

第5回

反応速度

授業中に反応速度に関する課題を課すことがある

第6回

活性化パラメーターと同位体効果

授業中に活性化パラメーターと同位体効果に関する課題を課すことがある

第7回

置換基効果

授業中に置換基効果に関する課題を課すことがある

第8回

有機化学反応と溶媒

授業中に有機化学反応と溶媒に関する課題を課すことがある

第9回

触媒反応

授業中に触媒反応に関する課題を課すことがある

第10回

求核種と求電子種

授業中に求核種と求電子種に関する課題を課すことがある

第11回

ラジカル反応

授業中にラジカル反応に関する課題を課すことがある

第12回

ペリ環状反応

授業中にペリ環状反応に関する課題を課すことがある

第13回

有機金属化学の概観

授業中に有機金属化学に関する課題を課すことがある

第14回

期末試験模擬問題の解説

模擬問題そのものを課題とする

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,配布資料や参考書等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

東京化学同人 有機反応論 ISBN 9784807907281 著 奥山 格

参考書、講義資料等

なし

成績評価の方法及び基準

各回の最後に行う小テスト(30%)および期末試験(筆記用具と関数電卓のみ持込可、70%)の点数により成績を評価します。

関連する科目

  • CHM.D201 : 有機化学第一
  • CHM.D202 : 有機化学第二
  • CHM.D301 : 有機化学第三
  • CHM.D332 : 有機構造化学
  • CHM.D331 : 合成有機化学

履修の条件・注意事項

有機化学第一〜第三を履修していること、または同等の知識があること。