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2025年度 (最新) 学院等開講科目 理学院 数学系

微分方程式概論第二

開講元
数学系
担当教員
三浦 英之
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火7-8 (M-103(H114))
クラス
-
科目コード
MTH.C342
単位数
100
開講時期
2025年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年3月19日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

主に非線形の微分方程式に関する理論について解説する。本講義では、微分方程式の初期値問題の解の存在と一意性、パラメータ依存性、有限次元力学系の理論などについて解説する。本講義は、直前に行われる「微分方程式概論第一」の後に続くものである。

 微分方程式は数学のあらゆる分野で現れる基礎的な概念である。解の作る空間は代数的な構造を持ち、解の存在定理は様々な幾何学的、解析学的な興味深い対象物を与える。これらへの入り口となるのがこの講義である。

到達目標

本講義では、常微分方程式(未知変数が1つの微分方程式)の基礎理論とその応用について学ぶ。常微分方程式は、各種の自然現象や物理法則を記述し、その解法と理論は数学的にも応用上も重要である。この講義では、常微分方程式の解法と、解の定性的な挙動を調べるための理論について解説し、その理学および工学への応用についても解説する。

キーワード

非線形常微分方程式、解の存在と一意性、安定性

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

通常の講義による。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 非線形常微分方程式 講義中に指示する
第2回 解の存在と一意性 講義中に指示する
第3回 解の初期値とパラメータに関する依存性 講義中に指示する
第4回 ベクトル場とその流れ 講義中に指示する
第5回 安定性 講義中に指示する
第6回 相空間 講義中に指示する
第7回 ハミルトン流,勾配流 講義中に指示する

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため、教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

柳田英二、栄伸一郎 著『常微分方程式論』(朝倉書店)
笠原 晧司 著『微分方程式の基礎』(朝倉書店)

成績評価の方法及び基準

期末試験などにより評価する。詳細は講義中に指示する。

関連する科目

  • MTH.C341 : 微分方程式概論第一

履修の条件・注意事項

微分方程式概論第一を履修していることが望ましい。