2021年度 学院等開講科目 教養科目群 広域教養科目
物語のあるものつくり
- 開講元
- 広域教養科目
- 担当教員
- 野原 佳代子 / SALANI GIORGIO
- 授業形態
- 演習
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等9-10
- クラス
- -
- 科目コード
- LAW.X423
- 単位数
- 010
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
人々にとって製品とは何か?テクノロジーは文化とどのように関わっているのか?技術や製品との関係は、社会について何を語るのでしょうか?
このセミナーでは、デザイン理論と物質文化研究の概念から入り、技術的製品、材料とプロセス、さらにはそれらをめぐる文化を調査します。毎回、唯物論や構造主義、ANT理論、モノの社会生活、新物質主義まで、人とモノの関係を、歴史的に重要なフレームワークを通して解釈していきます。ハイテクとローテクの両方を学際的かつ非階層的に研究しながら、実用的かつわかりやすい例を参照しつつ、活発に議論することが目的です。
到達目標
「ポスト人新世」では、デザイナーやエンジニアは物を作るだけでなく、コンセプトを作る役割も持つと考えられています。ディスカッションや講義を通して、理論を学ぶと同時に実践的なソリューションや演習へどのように応用していくかを考えます。履修生は、スタイル、機能、パフォーマンスに焦点を絞ってデザイン/エンジニアリングの視点を広げ、関連するデザイン理論、クラフト研究、技術人類学、西洋哲学の主要なコンセプトを参照できるようになります。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
研究だけでなくエンジニアコンサルタントとしての経験を活かし、ものつくりと社会、市民の関係性を講義します。
キーワード
デザイン、材料文化、技術、クラフト、批判的思考、思索(スぺキュレ―ション)
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義、ワークショップなど異なる形態を適宜取り入れます。またプロトタイプを考案するさいには小グループに分かれて行います。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 自然をプロダクトに変える | Miroボードを用いた練習問題 |
第2回 | 表現としてのプロダクト | ショートエッセイや写真での表現 |
第3回 | 人とプロダクトの心理的な出会い | Miroボードを用いた練習問題 |
第4回 | 人の拡張としてのプロダクト | Miroボードを用いた練習問題 |
第5回 | モノの生命 | ショートエッセイや写真での表現 |
第6回 | 社会ーエコシステム再発見 | ショートエッセイや写真での表現 |
第7回 | 新マテリアリズムに向けて | Miroボードを用いた課題 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
特になし、資料配布
参考書、講義資料等
特になし
成績評価の方法及び基準
出席、議論への貢献、課題提出
関連する科目
- LAW.X316 : クリエイティブ表現論
- LAW.X314 : メディア編集デザイニング
- LAW.X315 : グローバル人材のための科学技術デザイン-海外研修プログラム
- LAW.X401 : グローバル人材のためのサイエンスコミュニケーション-海外研修プログラム
- TSE.C317 : 融合技術論
履修の条件・注意事項
特になし 英語
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
環境・社会理工学院 融合理工学系 野原研究室
オフィスアワー
13:30-17:00
その他
月曜9-10限 (多少の変更可能性あり)