2021年度 学院等開講科目 教養科目群 広域教養科目
伝統技術と国際共修
- 開講元
- 広域教養科目
- 担当教員
- 村上 理映 / 太田 絵里 / 渡邊 玄 / 小林 郁夫 / 松崎 由理 / 嘉村 賢州
- 授業形態
- 講義/実験等
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- LAW.X353
- 単位数
- 0.500.5
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
講義, オンライン教材(SPOCs)による自主学習,情報収集,日本人学生と海外出身の学生との混合グループでのグループワーク,実習を通じ、
1. 伝統技術(たたら製鉄)への理解を深め、
2. 国際共修を行う。
到達目標
1. 各国(母国含む)の伝統技術,関連する産業,歴史や文化,社会的背景,伝統鉄の利用等を理解し,誇れる点を見出す。
2. 異文化グループワークを通じ,相互理解を深め,国際共修に必要なスキル(国際協働力)を習得する。
3. たたら製鉄から造られる和鉄を例とし,多面的でグローバルな視点から,各国(母国含む)で展開できる伝統技術の復興・発展の提案を行う。
キーワード
伝統技術、たたら製鉄、グローバルな視点、国際共修
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
- 国際教養力、課題設定力
授業の進め方
1. 講義,オンライン教材(SPOCs)による学習
2. 伝統技術,関連する産業,歴史や文化,社会的背景,伝統鉄の利用に関する情報収集
3. 異文化グループワークによる情報共有
4. ①炭切り,②たたら製鉄(簡易版),③鍛冶体験(ペーパーナイフづくり),④日本刀鑑賞の実習実技
5. 授業内外のグループワークによる,伝統技術の復興・発展の提案
6. グループワークの提案に基づき,歴史的・文化的背景,風習等を考慮した伝統技術の展開・発展方法について各自報告書を作成
7. 伝統技術の展開・発展方法についての発信方法,具体的コンテンツ(ウェブ,ポスター,ビデオ等)を作成
*上記の活動を一部オンラインで行う場合がある。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 6月30日(水):5-8限 @Taki Plaza B2 Workshop area <導入> グループ分け発表,講義 | <個人課題> 1.オンライン教材(伝統的製鉄の歴史,刀鍛冶,鉄製の伝統工芸)の視聴を通じた自習と,クイズへの回答 2.各国の伝統的製鉄と鉄の利用について,その歴史,社会的背景,関連産業等について調べ,10分の発表資料を準備。(重複しないようにトピック調整) |
第2回 | 7月7日(水):5-7限 @Taki Plaza B2 Workshop area <グループワーク> 各国の伝統的製鉄と関連する産業、古代鉄の利用に関る理解(グループ内での情報共有) | <グループ課題> ①各国の事情を踏まえ,最終発表の提案トピックの候補を検討。 ②提案を具体化するために必要な情報の収集。 ③グループワークの経過報告を共有フォルダーに提出(進捗状況,決定事項,具体案の候補,議論内容) |
第3回 | 7月14日(水):12:30-15:30 @工系廃棄物置き場 <実習> 炭切り(たたら製鉄及び刀鍛冶実習で使用) | <グループ課題> ①各国の事情を踏まえ,最終発表の提案トピックの候補を検討。 ②提案を具体化するために必要な情報の収集。 ③グループワークの経過報告を共有フォルダーに提出(進捗状況,決定事項,具体案の候補,議論内容) |
第4回 | 7月17日(土):08:50-17:00 @工系廃棄物置き場 < 実習> たたら製鉄(簡易版),鍛冶体験(ペーパーナイフづくり) (予備日:7月24日(土) | <グループ課題> ①各国の事情に加え,実習の経験を考慮し,最終発表の提案トピックを検討。 ②提案を具体化するために必要な情報の収集と分析 ③グループワークの経過報告を共有フォルダーに提出(進捗状況,決定事項,具体案の候補,議論内容) |
第5回 | 7月21日(水):5₋7限 @Taki Plaza B2 Workshop area <講義・実習> 松田次泰刀匠による日本刀に関する講義,日本刀鑑賞 | <グループ課題> ①講義全体の経験をふまえ、最終発表の提案トピックを検討。 ②提案を具体化するために必要な情報の収集と分析 ③グループワークの経過報告を共有フォルダーに提出(進捗状況,決定事項,具体案の候補,議論内容) |
第6回 | 7月28日(水):5₋7限 @Taki Plaza B2 Workshop area <グループワーク・プレゼンテーション> 伝統技術発展方法の提案発表 | <個人課題> ①最終発表の提案をふまえ,自国の歴史的・文化的背景,風習等を考慮した伝統技術の展開・発展方法について各自,提案報告書を作成。(日本語または英語) ②伝統技術の展開・発展方法についての発信方法,具体的コンテンツ(ウェブ,ポスター,ビデオ等)を作成。(英語) |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
オンライン教材(SPOCs)のコンテンツ、及び必要に応じて資料を提供
参考書、講義資料等
N/A
成績評価の方法及び基準
講義への参加:10%
自国の伝統技術についての調査:20%
実習での取り組み:10%
グループワークへの貢献:30%
グループ提案発表(グループ評価):10%
個人提案レポート(日本語・英語いずれも可)、発信コンテンツ(英語):20%
関連する科目
- LAW.X440 : 伝統技術と国際共修特論
履修の条件・注意事項
1.英語で留学生とコミュニケーションできる語学力(TOEIC750点またはTOEFL-iBT80点相当程度)を有すること。
2.日本の伝統技術(たたら製鉄)と、その産物である伝統的和鉄に興味があること。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
グローバル人材育成推進支援室 グローバル理工人育成コース(村上・太田):ghrd.info[at]jim.titech.ac.jp
オフィスアワー
設定しない。
必要に応じて、グローバル人材育成推進室 グローバル理工人育成コースに、メールでコンタクトをとること。
その他
グローバル理工人育成コースの所属生と、留学生を優先する。
履修者多数の場合は,コースの修了に向けての履修状況等を検討し,選考を行う可能性がある。
グループワークおよび実習の準備の都合上、6月14日(月)までに履修申告をすること。