2021年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
人間文化論C
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 若松 英輔
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6 (W936) / 木5-6 (W936)
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H315
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、危機の時代を生き抜いた、近代日本を代表する思想家である内村鑑三の『代表的日本人』と『後世への最大遺物』を中心に内村鑑三の言葉を精読し、生きる意味と東洋的人格の特性をめぐって考察する。
本講座では、『代表的日本人』で紹介されている五人の「代表的日本人」の言説だけでなく、その生きる姿にふれ、「語られざる叡知」をめぐって考察を深めたい。
最終レポートでは、3000字程度の自身にとって「代表的日本人」を論じてもらうことになる。
真摯な参加意識をもって授業に参加することを望む。受講前に『代表的日本人』の該当箇所を読んでくることを参加の条件とする。
*基本的には音声録音した講義とレジュメをOCW-iにアップする。
*質問は既定のメールにて受け付け、次回あるいは、次々回の講義にて重要な質問については可能な限り回答する。
*自宅からの動画になりますが、真摯に講義をいたします。
*私たちは今、文字通りの意味で「歴史的」な転換点に立っています。それを生き抜く「危機の叡知」を皆さんと考えていきたいと思います。
到達目標
本講義を履修することによって、次の能力の習得を目標とする。
1)人間の言動と「生涯」、それぞれの意味を感じ分ける。
2)「人格」の背後にあるものを「読む」力を身につける。
3)自己の経験、環境、心情を基盤にした言語表現ができる端緒をつかむ。
キーワード
生涯、言葉、心、時間
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
毎回、重要な個所を指摘し、考察を深めていきます。文章(随想)を書く機会を設けます。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 授業ガイダンス | 全体の説明 |
第2回 | 内村鑑三とは誰か。 | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第3回 | 『代表的日本人』西郷隆盛 ① | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第4回 | 『代表的日本人』西郷隆盛 ② | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第5回 | 『代表的日本人』上杉鷹山 ① | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第6回 | 『代表的日本人』上杉鷹山 ② | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第7回 | 『代表的日本人』二宮尊徳 ① | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第8回 | 『代表的日本人』二宮尊徳 ② | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第9回 | 『代表的日本人』中江藤樹 ① | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第10回 | 『代表的日本人』中江藤樹 ② | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第11回 | 『代表的日本人』日蓮 ① | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第12回 | 『代表的日本人』日蓮 ② | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第13回 | 『後世への最大遺物』を読む | 人格の本質とは何かを考え、「生涯」の意味を考える |
第14回 | 総括と質疑応答 | 総括と質疑応答 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
内村鑑三『代表的日本人』『後世への最大遺物』(岩波文庫)。
参考書、講義資料等
特になし。
成績評価の方法及び基準
授業への参加(30%)
中間レポート(35%)
期末レポート(35%)
関連する科目
- LAH.H216 : 人間文化論B
履修の条件・注意事項
特になし。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
wakamatsu[at]ila.titech.ac.jp
オフィスアワー
事前にメール予約すること。
その他
特になし