2021年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース
認知・数理・情報分野特論S1B
- 開講元
- 社会・人間科学コース
- 担当教員
- 毛塚 和宏
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6
- クラス
- -
- 科目コード
- SHS.M442
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
近年,計算社会科学という分野が勃興している.計算社会科学は,インターネット上の人々の行動の痕跡をもとに,分析を行う領域である.本講義では,計算社会科学のベースとなるデジタル時代の社会調査と膨大なデータを分析する方法を学ぶ.
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する.
1)デジタル時代の社会調査の方法論を理解し,実践できる.
2)収集したビッグデータを分析することができる.
キーワード
社会調査,ビッグデータ,統計分析
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
学生はテキストを要約し,レジュメを作成して報告する.その後,レジュメに基づきディスカッションを行う.最終回では,自分で問いを立て,調査設計をまとめて報告する.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス | 計算社会科学の概要を理解する. |
第2回 | 行動を観察する | ビッグデータとその分析方法を理解する. |
第3回 | 質問をする | デジタル時代の社会調査を理解する. |
第4回 | 実験をする | デジタル時代の社会科学的実験を理解する. |
第5回 | 大規模な協働をする | 研究を進める協働の戦略を理解する. |
第6回 | 倫理 | デジタル時代の社会調査における調査倫理を理解する. |
第7回 | 調査計画を報告する | 自ら立案した調査計画をわかりやすくプレゼンテーションする. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
マシュー・サルガニック著,瀧川裕貴他訳,2019,『ビット・バイ・ビット -- デジタル社会調査入門』有斐閣.
(原著:Salganik, M. J., 2017, Bit by Bit: Social Research in the Digital Age, Princeton University Press. )
参考書、講義資料等
特になし.
成績評価の方法及び基準
・レジュメ担当者
レジュメの作成:30%, 最終プレゼンテーション:30%, 授業での貢献:40%
・レジュメを担当しない人
最終プレゼンテーション:50%, 授業での貢献:50%
関連する科目
- SHS.M443 : 認知・数理・情報分野特論F1A
- SHS.M444 : 認知・数理・情報分野特論F1B
- SHS.M461 : 認知・数理・情報分野方法論S1
履修の条件・注意事項
特になし.
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
kkezuka[at]ila.titech.ac.jp