2021年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース
環境化学最前線第一
- 開講元
- 応用化学コース
- 担当教員
- 鈴木 彌生子
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.I681
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
[講義の概要] 環境化学・地球化学で利用される先端分析技術は、近年、食品、飲料の原材料推定や産地推定に利用もされている。本講義では、これら先端分析技術の原理を解説するとともに、食品偽装に対する利用法、利用事例および国内外における最新動向を解説する。
[講義のねらい]この講義内容を理解することで、受講生は環境化学・地球化学で利用される先端分析技術の原理を理解し、その異分野への展開法を学ぶ。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を習得する。
(1)DNA分析、無機元素分析、安定同位体分析等の原理
(2)食品成分の分析法
(3)食品の原材料推定法や産地推定法
(4)食品成分の分析に基づく地球化学・環境化学における元素・物質の分布
キーワード
原材料推定、元素分析、安定同位体分析、DNA分析
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
PPTファイルを使った講義形式。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 以下の点について講義を行う 1.食品偽装の歴史と食品表示に関する法律 (世界および日本での事例) 2.食品表示の信頼性を担保するための分析技術 (DNA分析、無機元素分析、安定同位体比分析などの基礎) 3.食品への応用事例 (世界および日本での事例) 4.食品表示に分析技術を活用する際の注意点 (データベース構築や解析方法、分析技術の標準化など) 5.海外における最新動向 (国際プロジェクトの動向や新技術(メタボローム解析)など) | 1)食品詐欺について説明する。 2)食品の原産地評価の枠組みを説明する。 3)食品詐欺の分析方法を説明する。 4)食品詐欺調査の最新トピックを説明する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
指定なし
参考書、講義資料等
指定なし
成績評価の方法及び基準
全出席が原則であるため、毎回の授業で出席を取ります。提出されたレポートを採点し、評価を決定します。
関連する科目
- CAP.I682 : 環境化学最前線第二
履修の条件・注意事項
履修の条件を設けない