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2021年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース

化学工学要論第一

開講元
応用化学コース
担当教員
久保内 昌敏 / 多湖 輝興 / 伊原 学
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木5-6
クラス
-
科目コード
CAP.C411
単位数
100
開講時期
2021年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義は,熱力学,反応工学とエネルギー工学から構成されている。これらの分野について,工学的基礎理論から工業プロセスを含めた応用までを講義する。
化学反応装置の設計基礎理論と応用
次世代太陽電池の原理と分散型エネルギーシステムの設計
固体の相図の理解と応用
 

到達目標

本講義を履修することにより,以下の知識と能力を習得する。
1) 反応装置の型式と設計法が理解できる
2) 次世代太陽電池と分散型エネルギーシステムの将来展望について理解できる
3) 固体の相図,不変反応の位置づけ,化合物の取り扱いが理解できる

キーワード

熱力学、固体相図、化学反応装置、反応器設計、燃料電池、太陽電池、エネルギーシステム

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

講義内容の確実な理解と応用力を養うために,講義内容に関した演習を行うと共に,レポートを課す。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 反応工学の概要 化学反応プロセスの概略を理解できる 反応器の種類とその特徴を理解できる
第2回 物質収支と反応器の設計方程式 反応器内の物質収支を理解できる 回分、連続槽、管型の各反応器の設計方程式を理解できる
第3回 エネルギー変換における化学工学の役割とは? --東工大環境エネルギーイノベーション棟における高効率エネルギーシステム設計--- エネルギー変換技術と化学工学との関係を理解できる
第4回 将来の分散型エネルギーシステムとは? ---スマートエネルギーシステム”エネスワロー”の開発 --- 分散型エネルギーシステムの特長について理解できる 太陽電池の原理と次世代太陽電池の概要について理解できる
第5回 固体の状態図と不変反応 不変反応を伴う状態図を理解できる
第6回 化合物を作る固体の状態図 化合物を作る固体の状態図を理解できる
第7回 知識の定着,理解度の確認 化学工学の基礎を理解できる

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

講義資料を配布する

参考書、講義資料等

講義資料を配布する

成績評価の方法及び基準

授業毎の課題(50%),レポート(50%)にて評価する.

関連する科目

  • CAP.C206 : 反応工学第一(均一系)
  • CAP.C424 : 反応プロセス工学特論
  • CAP.C531 : 化学装置設計特論
  • CAP.C431 : 化学工学要論第二

履修の条件・注意事項

移動現象論,熱・物質収支,熱力学