2021年度 学院等開講科目 理学院 地球惑星科学系 地球惑星科学コース
宇宙地球科学特論E
- 開講元
- 地球惑星科学コース
- 担当教員
- 太田 健二
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 / 金7-8
- クラス
- -
- 科目コード
- EPS.A418
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
固体地球科学分野の最新の総説本であるTreatise on Geophysicsの内容に沿って、教員が講義を行った後に、テーマについての議論を受講者全員で行い理解を深める。
到達目標
固体地球科学分野において、特に地球内部構造、マントル・コアダイナミクス、地球・惑星の熱進化に関係する重要な問題を取り上げ、議論を行うことで固体地球科学分野の研究史および未解決の問題を深く理解することを目指す。
キーワード
固体地球科学、地殻、マントル、核
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
教員による講義の後に、学生が課題内容を発表・議論する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 地球内部構造:地殻と上部マントル | 地殻と上部マントルに関する未解決の問題についてまとめよ. |
第2回 | 地球内部構造:マントル遷移層および下部マントル | マントル遷移層と下部マントルに関する未解決の問題についてまとめよ. |
第3回 | 地球内部構造:外核および内核 | 外核と内核に関する未解決の問題についてまとめよ. |
第4回 | 鉱物物理学;高温高圧相関係 | マントル、コア主要構成物質の高温高圧相関係をまとめよ. |
第5回 | 鉱物物理学:高温高圧下の物性 | 高温高圧下での物質の物性測定方法をまとめよ. |
第6回 | 鉱物物理学:高温高圧実験 | 高温高圧実験手法についてまとめよ. |
第7回 | 地磁気:地磁気の生成 | 地磁気生成メカニズムにはどのような説があるかまとめよ. |
第8回 | 地磁気:古地磁気学 | 古地磁気測定手法についてまとめよ. |
第9回 | 地殻、リソスフェアのダイナミクス | 地殻、リソスフェアのダイナミクスに関する未解決の問題についてまとめよ. |
第10回 | マントルダイナミクス:マントル対流 | マントルのダイナミクスに関する未解決の問題についてまとめよ. |
第11回 | コアのダイナミクス:外核のダイナミクス | 外核のダイナミクスに関する未解決の問題についてまとめよ. |
第12回 | コアのダイナミクス:内核のダイナミクス | 内核のダイナミクスに関する未解決の問題についてまとめよ. |
第13回 | 核ーマントル相互作用 | 核−マントル境界の相互作用に関する未解決の問題についてまとめよ. |
第14回 | 地球形成と熱進化 | 地球形成プロセスの諸説をまとめよ. |
第15回 | 惑星と月のダイナミクス | 惑星や月内部のダイナミクスに関する未解決の問題についてまとめよ. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
各授業ごとに配布する
参考書、講義資料等
Elsevier [Treatise on Geophysics]
成績評価の方法及び基準
授業の理解度、レジュメ作成、プレゼン能力を総合的に判断し評価する。
関連する科目
- EPS.A205 : 地球科学序論
- EPS.A331 : 地球物質学
- EPS.A424 : 宇宙地球科学特論H
- EPS.A426 : 宇宙地球科学特論I
履修の条件・注意事項
固体地球科学分野の基礎知識、研究経験を有していることが望ましい.