2021年度 学院等開講科目 理学院 数学系 数学コース
代数学特論G1
- 開講元
- 数学コース
- 担当教員
- 鈴木 正俊
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6
- クラス
- -
- 科目コード
- MTH.A507
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
保型L関数の理論は,現代数論の主要研究分野のひとつであり,関連分野を含めて,現代数学で日々重要さを増している.この講義では,保型L関数に関連した基礎事項について解説したうえ,劣凸評価に関する近年の進展に触れる.本講義は,引き続き行われる「代数学特論H1」に続くものである.
到達目標
・保型L関数に関連した基礎的概念と手法について理解する.
・保型L関数の理論における現代的発想と道具を身につける.
・保型L関数についての知見を深める.
キーワード
モジュラー形式、保型表現、保型L関数、劣凸問題
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
通常の講義形式による. また, 適宜レポート課題を出す.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | リーマンゼータ関数とディリクレL関数 | 講義中に指示する |
第2回 | 古典的劣凸評価問題 | 講義中に指示する |
第3回 | 古典的モジュラー形式 | 講義中に指示する |
第4回 | アデール環とイデール群 | 講義中に指示する |
第5回 | ディリクレ指標とGL(1)の表現 | 講義中に指示する |
第6回 | 古典的保型形式のアデール化 | 講義中に指示する |
第7回 | 保型形式とGL(2)の表現 | 講義中に指示する |
第8回 | WhittakerモデルとFourier展開 | 講義中に指示する |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
使用しない.
参考書、講義資料等
詳細は講義中に指示する.
成績評価の方法及び基準
上記レポートの解答状況による (100%). 詳細は講義中に指示する.
関連する科目
- MTH.A508 : 代数学特論H1
- MTH.A301 : 代数学第一
- MTH.A302 : 代数学第二
- MTH.C301 : 複素解析第一
- MTH.C302 : 複素解析第二
履修の条件・注意事項
学部程度の代数学,複素関数論