2021年度 学院等開講科目 理学院 地球惑星科学系
地球物質学実験
- 開講元
- 地球惑星科学系
- 担当教員
- 太田 健二
- 授業形態
- 演習/実験等
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火5-8 (石川台2号館, 318, Ishikawadai Bldg. 2) / 金5-8 (石川台2号館, 318, Ishikawadai Bldg. 2)
- クラス
- -
- 科目コード
- EPS.L331
- 単位数
- 011
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
地球惑星内部物質の合成,X線回折法による結晶構造の同定,電子顕微鏡を用いた組織観察と化学分析,等の実験を行い,物質科学,惑星科学における重要な実験技術について学ぶ。 地惑応用実験(Advanced Laboratory in Earth and Planetary Sciences)。
到達目標
岩石・鉱物の人工的な合成と分析・解析の基本的な手法について実験実習する。合成に用いる抵抗加熱炉などの合成装置や分析に用いる電子顕微鏡・X線回折装置については、地球惑星物質科学のみならず材料研究においても広く用いられている重要な装置である。これらの装置や分析の原理も学習する。
キーワード
鉱物、岩石、X線回折、電子顕微鏡
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
実験装置の原理に関する講義と実験を行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 物質学的実験の重要性 | 物質学的実験の重要性を理解し、主要な実験手法を知る。 |
第2回 | 岩石の顕微鏡観察その1 | 岩石合成の手法を理解し、合成後の岩石の顕微鏡観察が出来るようになる。 |
第3回 | 岩石の顕微鏡観察その2 | 岩石合成の手法を理解し、合成後の岩石の顕微鏡観察が出来るようになる。 |
第4回 | 岩石の顕微鏡観察その3 | 岩石合成の手法を理解し、合成後の岩石の顕微鏡観察が出来るようになる。 |
第5回 | 岩石の顕微鏡観察その4 | 岩石合成の手法を理解し、合成後の岩石の顕微鏡観察が出来るようになる。 |
第6回 | X線回折測定その1 | X線回折法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第7回 | X線回折測定その2 | X線回折法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第8回 | X線回折測定その3 | X線回折法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第9回 | 電子顕微鏡観察その1 | 電子顕微鏡法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第10回 | 電子顕微鏡観察その2 | 電子顕微鏡法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第11回 | 電子顕微鏡観察その3 | 電子顕微鏡法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第12回 | 質量分析その1 | 質量分析法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第13回 | 質量分析その2 | 質量分析法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第14回 | 質量分析その3 | 質量分析法の原理を理解し、実験を行えるようになる。 |
第15回 | まとめと応用 | これまでの講義の内容を復習する |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ本学の学修規程で定められた時間を目安に行う。
教科書
毎回の講義でテキストを配布する。
参考書、講義資料等
毎回の講義でテキストを配布する。
成績評価の方法及び基準
物質学的実験に基づく実験技術への理解度を評価する。
成績は毎回のレポートと講義中の取り組み姿勢による。
関連する科目
- EPS.L201 : 地惑実験学(安全・データ解析)
- EPS.L202 : 地惑実験(岩石学)
- EPS.L203 : 地惑実験(地球化学)
- EPS.L204 : 地惑実験(物理計測)
- EPS.L205 : 地惑実験(野外実習)
- EPS.A331 : 地球物質学
履修の条件・注意事項
地惑実験の履修が済んでいることが必須。地球物質学を履修済みであることが望ましい。
その他
地球を構成する物質を自分たちの手で作り出して、実験地球科学というものを楽しんでもらいたい。