2020年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
教養特論:多文化共生論
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 佐藤 礼子
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6 (S224)
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H108
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
多文化化が進む日本の状況を知り、多様性のある社会とは何か、多様な人々が共生するにはどのようなことが求められるか考える。文化・民族・宗教が混在する海外の事例も取り上げて考察する。講義では、異文化間コミュニケーションの概念と方法論を用いたグループワークやディスカッションを行い、異なる背景や文化をもつ人々と対話するコミュニケーション能力を身につけることも目指す。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 日本国内における多文化化の現状を理解し、問題を挙げ分析することができる。
2) 多様性理解の態度を身につけ,異なる文化をもつ人々と共生する能力を身につける。
キーワード
多文化、多様性、偏見、コミュニケーション
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業の最初にその日のトピックに関する問題提起を行い、個人もしくはグループで内容を検討する。講義やディスカッションを行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 日本社会における多文化化(1)「多文化、共文化」 | 地域社会の事例について理解し、他の事例について自ら学ぶ。 |
第2回 | 日本社会における多文化化(2)「見方を変えるー合理的配慮とは」 | 障がい者への合理的配慮について日本社会の事例を調べ考える。 |
第3回 | 多様性への配慮 − ムスリムフレンドリーを事例として − | 日本社会の現状について、自分なりの視点で調査する。 |
第4回 | 多民族多宗教国家の事例検討 マレーシア・インドネシアを事例として | 多民族多宗教国家の現状や取り組みについて考える。 |
第5回 | 偏見の形成と多様性理解 −ゲストスピーカーを招いて− | 偏見の形成過程について理解し、自分の事例を思い起こす。 |
第6回 | 多言語化とやさしい日本語 | やさしい日本語を理解し、書く。 |
第7回 | ワークショップと発表 — 多文化共生に向けて | 発表課題を準備する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし。
参考書、講義資料等
講義資料は授業中に配布する。
参考図書:加賀美 常美代 (編著)『多文化共生論 -多様性理解のためのヒントとレッスン』 2013, 明石書店
成績評価の方法及び基準
成績評価は、授業中の演習課題(コメント・グループ発表・ポスター等)と期末レポートにより行う。
関連する科目
- LAH.H109 : 教養特論:言語と文化
- LAH.T210 : 言語学B
履修の条件・注意事項
なし。