2026年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
文系エッセンス62:言語と身体
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 赤間 啓之
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - クラス
- -
- 科目コード
- LAH.S452
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2026年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2026年3月5日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
生成人工知能(AI)は、言語活動を超人的に模した大規模言語モデル(LLMs)により爆速の進化を遂げているが、その原型には脳のニューロンを論理演算の機械に換えようとする発想があった。対話能力など、ほぼヒトの知的、感情的反応と区別のつかぬレベルに達したAIだが、否定等の言語機能、環境との身体経験、障害の自己受容と修復など、幾つかまだ生物に成り切れない面も残されている。本講義では、心理言語学、認知言語学、計算神経言語学の基本と原点に立ち戻り、言語と身体の関係についてエンボディメント理論、精神分析的言語理論、精神疾患と言語障害、バイリンガル脳の神経基盤などの基本概念に触れつつ、その発展と深化を通じ、AIの現在将来を哲学的、認識論的に捉え直そうと試みる。
到達目標
応用言語学の基礎知識を踏まえ、生物的基盤からAIに至る認識論的な視野を拡げる。
キーワード
心理言語学、認知言語学、計算神経言語学、哲学、認識論
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
スライドを用いた講義形式を基本としつつ、担当者が設定したテーマや学生からの提案があったテーマをもとにして、共同討議や自由課題の発表も行う。下記の授業計画は暫定的なものであり、学生の関心いかんによっては、別のテーマに差し替える可能性もある。
授業計画・課題
| 授業計画 | 課題 | |
|---|---|---|
| 第1回 | 自由討論:言語と身体について学生の皆さんはどんな関心を持っているか |
応用言語学への招待 |
| 第2回 | 言語能力を決定する生物学的基盤について何がわかっているか |
生物言語学、生命情報論 |
| 第3回 | 言語脳から言語関係器官への指令系統だけで、言語を語りつくすことは可能か |
身体性言語学と神経科学、神経生理学 |
| 第4回 | 生物学的身体を持たない人工知能にエンボディメントへの理解を学習させるにはどうしたらよいか |
エンボディメント認知と言語学 |
| 第5回 | 皮肉、諧謔など人間の精神の捻じれを人工知能はどう学習することで処理可能になるか |
人工知能、修辞学、精神分析 |
| 第6回 | 人間の経験と言語の関係においてエピソード記憶と意味記憶に本質的な差は存在するか |
記憶理論と感情 |
| 第7回 | 最終発表会:これまでの授業を踏まえ、有志諸君の発表を聞いて自由に議論しよう |
開かれた言語科学へ |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
LMSより、PowerPointによる講義資料を配布するので、特に教科書は指定しない。
参考書、講義資料等
赤間啓之「脳科学、神経哲学、そしてフランス」、Kindle電子書籍 & ペーパーバック版(https://x.gd/8cxG2)、ISBN-13 : 979-8282823110
講義担当者のホームページ: https://sites.google.com/site/akamatitechlab/
成績評価の方法及び基準
毎回の授業を振り返るミニレポートをLMSに提出すること。また最終レポートを提出するか、あるいは第7回の授業で自由発表をおこなう(どちらかを選択する)。
関連する科目
- 特になし
履修の条件・注意事項
科目履修に必要な条件は特にない。
その他
特になし