2026年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
教養特論:テーマ・方法で学ぶ西洋史学
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 鈴木 健雄
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H321
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2026年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2026年3月5日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
私たちは普段、「当たり前」と考える社会の仕組みや価値観の中で生活しています。
しかし、それらは本当に昔から当然のものだったのでしょうか。
また、私たちは過去をどのような視点で捉えることができるのでしょうか。
本授業では、「歴史は暗記するもの」というイメージから離れ、
歴史学を、私たちの社会、「生」を読み解くための<思考の枠組み>として学ぶことを目標とします。
授業では、十九世紀以降に発展してきた近代歴史学を手がかりにしながら、
近年注目されている、グローバル・ヒストリーや感情史、ジェンダー史などのテーマや視点を取り上げます。
これらは、国家や市民社会、戦争、ジェンダー、グローバル化、国際関係といった、
今日の私たちの社会と深く関わっています。
各回では、専門書や論文の一部を読み、「どのような観点が提示されているのか」
「何が見えるようになるのか」を、授業内の対話やディスカッションを通じて考えていきます。
なお、歴史に詳しいことは前提とせず、ディスカッションでは「気づき」を重視します。
歴史学に触れることで、これまで当然だと思っていた社会の見え方が変わることを、
体験してもらいたいと考えています。
到達目標
・歴史学の基本とその展開について理解し、その概要を説明できるようになる。
・近年の西洋史学で扱われるテーマ・方法のうち、本授業で扱うものについて、その背景や特徴、意味合いを理解し、その概要を説明できるようになる。
・本授業で扱われる歴史学の知見をもとにして、現代の問題を考えられるようになる。
キーワード
西洋史学、普通の人々、グローバルヒストリー、ジェンダー史、感情史、エゴ・ドキュメント、パブリックヒストリー、記憶
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本授業では、ひとつのテーマについて、「知る」時間(クラス)と「考える」時間(クラス)をセットにして進めていきます。
前半の講義回では、扱うテーマの背景や考え方を紹介し、「なぜ今、この視点が重要なのか」を確認します。
専門的な知識がなくても理解できるよう、ポイントを整理して説明します。
後半の演習回では、あらかじめ配布した文献の一部を手がかりに、感じたことや疑問点をグループで共有します。
そこでは、正解を出すことよりも、視点の違いや気づきが大事になります。
こうした流れを通して、歴史学の知見を「知識として知る」だけでなく、自分で使ってみることを重視します。
なお演習回でも、教員による補足や整理を随時行います。
授業計画・課題
| 授業計画 | 課題 | |
|---|---|---|
| 第1回 | ガイダンス/そもそもなぜ歴史学を学ぶ?歴史的なものの見方とは(講義) |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第2回 | 歴史的構築物としての国家・言語・文化・アイデンティティ(講義) |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第3回 | 「普通の人々」への着目(講義) |
配布する文献のコピーを読み、自分の考えをまとめる |
| 第4回 | 「普通の人々」とナチ犯罪をめぐって(演習) |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第5回 | ジェンダー史の進展(講義) |
配布する文献のコピーを読み、自分の考えをまとめる |
| 第6回 | 「男らしさ」「女らしさ」とは?その構築過程は?(演習) |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第7回 | 中間まとめ・レポート執筆に向けて |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第8回 | 感情史の興隆とその射程(講義) |
配布する文献のコピーを読み、自分の考えをまとめる |
| 第9回 | 「感情」をどう歴史的に捉える?(演習) |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第10回 | パブリックヒストリーと記憶史(講義) |
配布する文献のコピーを読み、自分の考えをまとめる |
| 第11回 | 記憶を巡る論争について(演習) |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第12回 | グローバルヒストリーとその展開(講義) |
配布する文献のコピーを読み、自分の考えをまとめる |
| 第13回 | グローバルヒストリーについて(演習)・レポートの計画共有 |
講義・グループワークを経て学んだことを整理すると共に、自分の考えをまとめる |
| 第14回 | まとめと振り返り:同時代史としての歴史学・西洋中心主義を超えて? |
講義全体で学んだことを整理し、自分の考えをまとめる |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定教科書はない。
参考書、講義資料等
資料を配布する。
成績評価の方法及び基準
講義への参加度:70%
レポート:30%
関連する科目
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履修の条件・注意事項
特になし
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
t.suzuki[at]ila.isct.ac.jp
※[at]を@(半角)に変換してください。
オフィスアワー
メールで事前予約すること。