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2026年度 (最新) 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース

環境化学最前線

開講元
応用化学コース
担当教員
星 純也 / 菅野 学
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
集中講義等
クラス
-
科目コード
CAP.I681
単位数
100
開講時期
2026年度
開講クォーター
1~2Q
シラバス更新日
2026年3月23日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

[講義の概要]
1. 大気汚染の基礎から都市大気環境の特徴、さらに揮発性有機化合物(VOC: Volatile Organic Compounds)に焦点を当て、発生源・大気中挙動・測定技術について解説する。さらに大気汚染物質削減に向けた環境政策についても紹介する。
2. 微生物は地球上の物質循環や生態機能に深く関わる目に見えないプレイヤーである。本講義では、微生物の多様性と機能について概説したうえで、植物との相互作用や大気成分の循環などを例に、微生物が環境化学的プロセスに果たす役割を紹介する。最新の研究事例も取り上げながら、微生物と環境の関係を科学的視点から理解する。


[講義のねらい]
1. 本講義では汚染物質の人為的な排出を原因とする都市の大気汚染について、実際の観測データを読み解くことによってその特徴を理解することをねらいとする。
2. 環境中の物質循環や植物の機能を理解するうえで微生物が重要な役割を担うことを学び、その機能を環境化学的・生物地球化学的視点から捉える視点を身につける。応用化学を学ぶ学生が、地球環境問題を分子・生物反応・物質循環の異なる階層から包括的に読み解く力を養うことを目的とする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1-1) 都市大気の特徴、都市特有の大気汚染メカニズムを説明できる。
1-2) VOC やその他汚染物質の測定手法、環境挙動の概要を理解し、データを基本的に読み解くことができる。
2-1) 植物圏を生物地球化学的視点で捉える。
2-2) 微生物と植物・大気などの環境要素との相互作用を理解する
2-3) 環境問題に関連する最新の微生物研究の意義を理解する。

キーワード

都市大気汚染、揮発性有機化合物(VOC)、光化学オキシダント
微生物、物質循環、温室効果ガス、生物地球化学、植物-微生物間相互作用

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

パワーポイント・板書等を使った講義。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

1-1)大気汚染の基礎と都市大気環境
1-2)大気汚染物質の挙動:観測手法と大気濃度
1-3)大気汚染物質の挙動:観測データの解析
1-4)大気汚染物質削減政策
*2-3日に分割して実施します

1-a) 大気汚染の基本概念と代表的な大気汚染物質の特徴を説明できる。
1-b) VOC やその他汚染物質の観測手法の概要、濃度の分布や変動を理解する。
1-c)観測データから大気汚染の現状を考察する手法を理解する。
1-d)行政が実施する対策について理解する。

第2回

2-1)環境微生物学の基礎:多様性と機能と研究技法
2-2)植物圏に潜む微生物:生態理解と応用利用
2-3)微生物研究の最前線:大気水素を食べる微生物
2-4)微生物と物質循環:地球大気の見えない反応
*2-3日に分割して実施します

2-a) 微生物が植物の健全な生育に果たす役割を説明できる。
2-b) 微生物が大気成分の循環に果たす役割を説明できる。
2-c) 環境微生物研究の例を通して、環境化学研究への応用の可能性を理解する。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の方法及び基準

全出席が原則であるため、毎回の授業で出席を取ります。提出されたレポートを採点し、評価を決定します。

関連する科目

  • CAP.I481 : 環境化学最前線入門第一

履修の条件・注意事項

履修の条件を設けない