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2026年度 (最新) 学院等開講科目 工学院 経営工学系

経営管理論

開講元
経営工学系
担当教員
木村 遥介 / 永田 京子 / 安 真理子 / EKO HERU PRASETYO
授業形態
講義/演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月1-2 (W9-311) / 木1-2 (W9-311)
クラス
-
科目コード
IEE.D201
単位数
110
開講時期
2026年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2026年3月13日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義は,経営学(経営戦略・マーケティング・会計等)、企業経済学などの発展的研究への導入の位置づけである。経営工学系の多くの学生が企業活動を研究対象とすることを前提に、本講義は企業そのものを理解するため、企業活動の目的、ルール、管理の基本知識を講義する。はじめに経営学の基礎的な内容を解説する。次に、事業開発の要素やプラットフォーム主導型ビジネスの概念をについて学ぶ。最後に、企業の資金調達手段を概観し、情報開示・ガバナンスの役割を整理する。

到達目標

受講生の企業経営そのものに対する関心を高め,今後,社会人として企業とかかわる上での必要不可欠となる基本的な知識を身につける。企業社会のシステムそのもの,及び経営工学系の専門科目と企業経営の実際の関連性に関する理解を深める。

キーワード

経営管理、株式会社制度、経営戦略、投資評価、マーケティング、会計、企業価値、企業統治

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

3人の教員が分担し講義する。木村が最初の5回を担当し、経営戦略、組織論といった、経営学の基礎的内容を講義する。次の4回をEkoが担当し、ビジネス開発、特にデジタル・プラットフォームとウーバー・テクノロジーのケーススタディに焦点を当てる。最後の5回を安が担当し、企業の資金調達手段、情報開示・ガバナンスの役割を整理する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

ガイダンス:企業価値と意思決定

経営を「企業価値に影響する意思決定」として捉え、経営管理論の全体像(戦略・組織・情報)と基本概念を整理して説明できる

第2回

組織とインセンティブ

組織における利害の不一致・情報の偏在が生む典型的な問題を説明し、評価指標(KPI)や権限配分が行動に与える影響を踏まえて改善の方向性を述べられる

第3回

戦略:競争優位と価値創造

競争戦略の基本的枠組み(差別化・コスト・参入障壁など)を説明できる

第4回

意思決定プロセスの設計

不確実性下の意思決定(探索と活用、予測と最適化)の考え方を説明できる

第5回

グループワーク:施策設計と検証計画

ケースに対して、適切なKPIと施策案を構造化できる

第6回

ビジネスプランの入門

事業創造におけるリーン・プロセスの理解リーン・スタートアップ

第7回

ビジネス・キャンバス

ビジネス・プランのビジネス・キャンバスへの応用

第8回

デジタル・プラットフォームと戦略

プラットフォームと従来のビジネスの違いを分析

第9回

ケーススタディ POKEMON GO!

『Pokémon GO』のケーススタディを用いた実社会のビジネス分析。日本企業と米国籍のソフトウェア会社がどのように連携し、世界的な現象を巻き起こしたかを解説します。

第10回

企業と資本市場:金融システムの地図

金融システムの役割を概観し、企業の多様な資金調達手段を整理する。

第11回

企業の資金調達ー社債:負債の仕組み

負債による資金調達の特徴を理解し、社債発行と銀行借入との違いを整理する。

第12回

企業の資金調達ー株式:成長資金と所有権

株式による資金調達の基本を押さえ、成長資金の獲得と所有権のトレードオフを整理する。

第13回

情報開示:評価されるための共通言語

企業価値について直感的に理解し、情報開示が不確実性や資本コストに影響しうることを学ぶ。

第14回

企業統治:企業価値向上を支える仕組み

所有と経営の分離について理解し、ガバナンスの役割を整理する

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため、教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

『経験から学ぶ経営学入門(第3版)』有斐閣
現代経営入門:高橋・丹沢・花枝・三浦著(有斐閣ブックス)

参考書、講義資料等

講義資料は事前にT2SCHOLAからダウンロードすること。原則としてハンドアウトは配布しない。

成績評価の方法及び基準

教員がそれぞれの担当セクションにおける評価を課題提出および期末試験により行った上で、授業時間の配分比で総合点を算出して評価を行う。

関連する科目

  • IEE.D202 : 会計基礎論
  • IEE.D203 : マーケティング
  • IEE.D302 : 経営財務論
  • IEE.D301 : 経営戦略・組織論
  • IEE.C301 : 経営情報システム

履修の条件・注意事項

特になし