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2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

言語学B

開講元
文系教養科目
担当教員
山元 啓史 / 佐藤 礼子
授業形態
講義/演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月1-2 (W9-325(W934)) / 木1-2 (W9-325(W934))
クラス
-
科目コード
LAH.T210
単位数
110
開講時期
2024年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年3月17日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

言語学における統語、意味、言語学研究史、応用言語学、言語教育などの領域について具体的な事例を取り上げ,問題を解きながら考察する。
事例にまつわる資料,映像,音声なども取り入れて,考察していく。

到達目標

演習問題をディスカッションを通して考えることにより、言語がいかに合理的に組み立てられているかを実感できるようになる。

キーワード

統語論、意味論、言語学史、数量分析、応用言語学、第二言語習得、言語教育、

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

クラスを小グループに分け、演習形式で授業が進行する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、言語能力、言語適性(山元、佐藤) 言語・言語能力とは何かを考える。
第2回 ウィトゲンシュタインと言語ゲーム(山元) 言語学と哲学の関係について考える。
第3回 ダニエル・ジョーズの18の基本母音(佐藤) 実際に18の基本母音が発音できるようにする。
第4回 チューリングとチューリングマシン(山元) 言語と数学の関連性について考える。
第5回 日本語の母音・子音(佐藤) 日本語を例として発音の仕組みや音韻体系について考える。
第6回 シップとジップの法則(山元) 言語の量的構造と現象について考える。
第7回 第二言語習得論(1):言語習得と記憶(佐藤) 第二言語の学習と記憶について考える。
第8回 ソシュールと記号論(山元) 意味論と記号論の違いについて考える。
第9回 第二言語習得論(2):言語学習と動機づけ(佐藤) 自分の経験を例として第二言語の学習と動機づけについて考える。
第10回 フィルモアと格文法(山元) 核文法について考える。
第11回 第二言語習得論(3):言語習得の個人差(佐藤) 第二言語の学習と個人差について考える。
第12回 チョムスキーと普遍文法 ポスターセッションのためのディスカッション(山元) なぜその語順が選ばれるのかを考える。 それぞれのテーマを互いに話し、適切なプレゼンテーションについて話し合う。
第13回 ポスター発表 1 ポスター発表についてコメントと質問を書き、提出する。
第14回 ポスター発表 2 ポスターセッション講評 ポスター発表についてコメントと質問を書き、提出する。 ポスターの修正版を作成する。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

[入門]ことばの世界 瀬田,保阪,外池,中島編著,大修館書店

参考書、講義資料等

よくわかる社会言語学,田中春美,田中幸子編著,ミネルヴァ書房
他に教室でも紹介する。

成績評価の方法及び基準

授業参加(全出席かつ発言等)、宿題 、ポスターセッション、ポスターコメントは必須。レポートとポスターに基づき評価を行う。
各回の課題、最終レポートが不十分な場合は合格できないこともある。

関連する科目

  • LAH.T109 : 言語学A
  • LAH.T309 : 言語学C
  • LAH.H109 : 教養特論:言語と文化
  • LAH.A411 : 言語学D
  • LAH.A551 : 言語学E

履修の条件・注意事項

特に指定しないが,教養特論「言語と文化」,言語学Aを履修していることが望ましい。

オフィスアワー

水曜日 13:00~14:00

その他

授業では,iPhone, iPad, Androidなどの携帯端末を利用した出席,回答を求めることがあるので,持参してほしい。
資料は人数の関係から,pdfで配布するので,大きめのディスプレイをもつ携帯端末が便利である。
ディスカッションによって進めるため、遅刻は他の学生の迷惑になるため、厳禁である。