2024年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース
応用化学最前線第一
- 開講元
- 応用化学コース
- 担当教員
- 斎藤 礼子 / 庄子 良晃 / 磯部 寛之 / 中室 貴幸
- 授業形態
- 講義 (ハイフレックス型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.T423
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
[概要]本講義では、物質の基礎的性質や反応性を原子・分子レベルで理解し、高分子を含めた有用な物質の設計および変換に関する高度な化学技術システムおよび、その活用を修得した化学者を養成するため、応用化学分野の最前線で活躍する研究者が、基礎から応用までの研究成果を紹介する。
[ねらい]応用化学分野の最前線で活躍する研究者の基礎から応用までの研究に関する幅広い知識を修得することを目標とする。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1)物質の基礎的性質や反応性を原子・分子レベルで説明できる。(2)有用な物質の設計および変換に関する高度な化学技術システムを説明できる。(3)基礎から応用研究までの幅広い知識を説明できる。
キーワード
基礎的性質、原子・分子、物質、化学技術、応用化学
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
対面とZoomによるハイブリッド型の講義形式で2名の講師がそれぞれ2日間の集中講義を行う。
前半:中室貴幸講師 分子電顕研究
後半:磯部寛之講師 「知をつくる」ということ
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 1-1 「分子電顕研究-概論」 原子分解能電子顕微鏡(AR-TEM)は,サブÅおよびミリ秒の時空間分解能を実現している.この技術は,分子世界を探索するための有力な分析ツールとなり得るため,その発展について有機化学者の観点から概説する. 1-2「分子電顕研究-最近の進展」 AR-TEMは,特に金属や固体などのハードマテリアルの解析に威力を発揮した.一方で,分子種に探索には制約が伴ってきた.本講義では,電子回折(microED/3DED)やクライオ電子顕微鏡を取り入れつつ,分子電顕研究の進展を概説する. 1-3「原子分解能電子顕微鏡による分子科学の探求」 分子の確率論的な特性とバルク物質の決定論的な挙動の間には顕著な違いが存在する.本講演では,AR-TEMによって明らかにされた分子の世界にどのような新たな解釈や展望が開けるのかに焦点を当て,最新の研究成果について議論する. 2-1 「「知をつくる」ということ1:物理有機化学研究を訪ねながら」 科学研究とはなにかについて考えることからはじめ,現代物理有機化学研究の例を眺めることで,各人の研究についてあらためて考える機会とする. 2-2「「知をつくる」ということ2:有機化学温故知新」 有機化学の基礎をなす「知」の創造の場を訪れることで,先人の研究に基づきながら研究を位置づけることの大切さを考察する機会とする.(東京工業大学は故 道家達将名誉教授が「化学史」の講義を行っていた伝統をもつ大学) 2-3「フェナインナノカーボン分子で探る科学研究」 「フェナイン」を基礎としたナノカーボン分子の合成と,そこから辿る現代科学の新展開について講演する. | (1)原子分解能電子顕微鏡の概要について説明できる (2)原子分解能電子顕微鏡の最近の進展と分子化学の探求について説明できる (3)物理有機化学研究から「知」の創造を説明できる (4)ナノカーボン分子の合成と現代科学の新展開を説明できる |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
指定なし
参考書、講義資料等
なし
成績評価の方法及び基準
全授業出席を原則とし、毎回の授業で出席確認をする。成績評価はレポートにより行う。
関連する科目
- CAP.T411 : 分子創成要論第一
- CAP.A424 : 有機合成化学特論第二
- CAP.A481 : 応用化学機器分析特論
- CAP.T412 : 分子創成要論第二
- CAP.A521 : 有機分子設計特論第一
- CAP.I533 : 有機合成戦略特論
履修の条件・注意事項
履修の条件は設けない。
その他
講義実施予定日
第一回:11/1 (金):10:45-17:05(対面:大岡山、ハイフレックス:すずかけ台)
第二回:12/13(金):10:45-17:05(対面:すずかけ台、ハイフレックス:大岡山)